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Buio Omega Original Title
BUIO OMEGA
Japanese Title
ブイオ・オメガ
Artist
GOBLIN
Release Year
1979
(release: 1997)
Personnel
ANTONIO MARANGOLO: Keyboards
AGOSTINO MARANGOLO : Drums, Percussion
FABIO PIGNATELLI: Bass, Acoustic Guitar
CARLO PENNISI: Guitars
MAURIZIO GUARINI: Keyboards
Label(s)
Cinevox (Italy), King (Japan)
All music composed, arranged and performed by GOBLIN
Recorded by Giorgio Agazzi
at Trafalgar Recording Studios, Rome on November 1979
Introduction
パトリック」に続くサントラワーク。"Pennisi, Guarini, my brother and I recorded PATRICK, BUIO OMEGA and CONTAMINATION."と語るマランゴーロのインタヴューによれば、ここでのラインナップは、グアリニアントニオアゴスティーノマランゴーロ兄弟ペンニージピニャテッリ(コメントには名前がないが)と云う面々。一方、チネヴォックスのリマスターシリーズのインサーツによれば、グアリニが「パトリック」に続いてバンドに復帰したのは「コンタミネーション」だったとの事だが、そのインサーツで注視すべき所は、本作のタイトルが割愛されている事。ついては、ほぼ同時期の録音だった本作と「コンタミネーション」のラインナップは同じだったと云う見方が有力。ただ、ここで微妙に謎が残るのは、「コンタミネーション」の録音に参加したロベルト・プレオ(ギタリスト)の存在。
"AMO NON AMO"以降の一連のギターサウンドと本タイトルの"Bikini Island"などを比較してみれば、「パトリック」と本作のギタリストはペンニージでほぼ間違いないようにも思えるが、となれば、ロベルト・プレオが参加したのはコンタミネーション」だけ。ついては、ほぼ同時期だったとされる本作と「コンタミネーション」の録音時期にも、若干のギャップがあったと云う事になる。ちなみに、本作の為に録音された"Quiet Drops"、"Pillage"、"Rush"、"Bikini Island"と云う4曲は、後年の「コンタミネーション」撮影の際にラッシュ用のスコアとして使用されていたらしいが、その4曲が後年の「コンタミネーション」サントラに収録されたのも、映像とは別の次元での人気を確立していた「ゴブリン」の「新譜」のスペースを埋めるため。ついては、本作と「コンタミネーション」の関係を示すものでもない。
マランゴーロのインタヴューを参照にすれば、「パトリック」以降の3作品全てに参加していたと云うグアリニだが、これも恐らくはシンセ機材等のハード方面でのサポート。ついては、マランゴーロ兄弟ピニャテッリ中心の面々にグアリニがサポートでジョイントする中、"PATRICK"と"BUIO OMEGA"ではペンニージがジョイント、"CONTAMINATION"ではロベルト・プレオがジョイントしていたと云う事でほぼ間違いないような気も。実際、"CONTAMINATION"オリジナル曲でのギタートラックは、ペンニージのそれとは異なっていたような気もする所。ペンニージが"CONTAMINATION"にもジョイントしていたと語るマランゴーロの話も、恐らくは"CONTAMINATION"のサントラ盤にペンニージがプレイする"BUIO OMEGA"のトラックがジョイントされた結末を指しての話。
何れにせよ、何より重要なのは「パトリック」以降の3作品全てが、具体的な映像の為に書き下ろされたオリジナルスコアだったと云う辺り。マランゴーロのソリッドなタイコをプッシュする硬派なアンサンブルも"Bikini Island"のみだが、70年代のシンセムーヴメントを髣髴とさせるような無機質なサウンドは、バンドのキャリアを語る上でも避けては通れないはず。と云うより、あのアントニオグアリニのコラボによるシンセ絵巻を聞き逃す訳にも行かない所。映画「ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛」のページはこちら
Track Listings
01. BUIO OMEGA (Main Titles) ブイオ・オメガ 2:54

1&3拍目の頭で移動するE(on C#)とF#(on C#)と1&3拍目の拍子の裏で移動する同一コードがメインのモチーフ。G(on E)とF#m(on E)、そして、Am(on G)とF(on G)と云う2度の転調が大きなアクセント。2コーラス目から16分割のシークエンス(後年の「コンタミネーション」の"Connexion"にソックリ)とタイコがジョイントするが、リズムインするキッカケとなるスネアのロールがフツーに雑。と云うか、ここはミキシングでカヴァーすべき所。単体のサントラとして陽の目を見なかったのもこの辺りが原因だったような気が。曲のイメージについては、エログロ映画のテーマ曲とは思えないようなスマートな感じ。劇中では、オープニングや墓を掘り返すシーンなどで登場。
02. QUIET DROPS クワイエット・ドロップス 4:34

ニ長調と云うより、Gリディアンのバラード。ピアノソロの1コーラス目からシンセもジョイントする2コーラス目で終演。2つのヴァージョンがジョイントするこのトラック、後半のヴァージョンは2コーラス共にピアノソロ。右手のメロは「ドロップス」と云う印象ながらも、8分で終始動きまくる左のアルペジオの印象は「クワイエット」と云うよりビジーな感じ。それにしても、80年代にリリースされていた「コンタミネーション」のオリジナルかと思いきや、こちらの映画の曲だったとは。序盤の病院シーン、死ぬ間際のヒロインを捉えるシーン、剥製化した遺体に死化粧を施すシーン、ジョギングの犠牲女性にクスリを塗りたくるシーンなどなど、劇中ではあちこちで登場するナンバー。
03. STRIVE AFTER DARK ストライヴ・アフター・ダーク 2:31

前曲「クワイエット・ドロップス」のポジションを入れ替えてのベースメロ変奏篇。こんなヴァリエーションを聴かせられれば、やはり「クワイエット・ドロップス」はこの映画の為の曲だったのかとフツーに認識。劇中では、主人公が入院中のヒロインのもとに駆けつけるシーンやヒロインを剥製化するシーンなどで登場。
04. PILLAGE 略奪 2:20

これも「コンタミネーション」収録曲。と云うより、ソリッドなアンサンブルがメチャイケの目玉的なナンバーだった。16分割でのアクセントの連打は、70〜80年代インスト系ではお馴染みのリフ。テーマとサビを2度繰り返して終演。劇中では、主人公と猟奇的なメイドが対決するクライマックスで登場。
05. RUSH ラッシュ 4:14

「略奪」のヴァリエーション。云うまでもなく、これも「コンタミネーション」収録曲。シャープなハットワークが真骨頂のマランゴーロのタイコが出色。中盤から前曲の「略奪」とも違わぬアンサンブルに変化。劇中では、最初の犠牲者となるヒッチハイカーが、主人公の秘密を目撃するシーンで登場。
06. KEEN キーン 4:05

コンタミネーション」とは無関係の1曲目のヴァリエーション。1曲目ではスライドしていたコードを一発のストロークに置き換えた編曲版。1曲目のシンベとは違いピニャテッリのベースもフィーチャーする後半、グルーヴするアンサンブルは、1曲目より全然ゴキゲン。中盤からジョイントするシークエンスの音色は、「パトリック」のプールのシーンでもお馴染みのサウンド。劇中では、主人公の身辺を探る男のテーマモチーフのように挿入される。
07. GHOST VEST ゴースト・ヴェスト 2:59

Amトニックのイ短調オルガン曲。これは初モノ。劇中では、ヒロインの葬儀のシーンで登場。
08. BIKINI ISLAND ビキニ・アイランド 3:50

ピニャテッリのフレットレスとマランゴーロのソリッドなタイコがゴキゲンな正統派のインスト。ヴォイスを被せるギターリフも出色。劇中では、ディスコ、と云うより踊れるパブのような店のBGMで登場。
09. BUIO OMEGA (Suite 1) ブイオ・オメガ(組曲1) 2:27

1曲目のヴァリエーションを3ヴァージョン揃えたトラック。8分裏セミオープンでのハットワークリズムヴァージョン、シークエンス+ギターのヴァージョン、ハイレンジでのシークエンスヴァージョンと云う3通り。
10. QUIET DROPS (film version) クワイエット・ドロップス(フィルム・ヴァージョン) 2:17

2曲目の後半と全く同じピアノソロで2コーラス繰り返すヴァージョン。フィルムヴァージョンと云うクレジットだが、劇中では、2コーラス目でシンセがジョイントするヴァージョンも再三登場する。
11. STRIVE AFTER DARK (Suite) ストライヴ・アフター・ダーク(組曲) 3:20

3曲目のテーマリフが開始する手前までのパート、シークエンス+バッキング+リードシンセでの鍵盤3重奏のヴァージョン、カットに合わせたSE的なサウンドの3ヴァージョンを一纏めにしたトラック。
12. BUIO OMEGA (alternate version) ブイオ・オメガ(オルタネイト・ヴァージョン) 1:49

1曲目のヴァリエーション。ベースライン+分散フレーズのシークエンスにアクセントのコードを加えたヴァージョン。
13. STRIVE AFTER DARK (alternate version) ストライヴ・アフター・ダーク(オルタネイト・ヴァージョン) 3:10

11曲目の2番目に登場するヴァージョンに最も近いヴァリエーション。生のクワイヤがフィーチャーされる唯一のトラック。終盤ではインストらしいインストのパートも。劇中では、主人公とメイドが対決するクライマックスの直前で登場。
14. BUIO OMEGA (synth effect-alternate takes suite) ブイオ・オメガ(シンセ・エフェクト・オルタネイト・テイクス 組曲) 3:09

不整脈のようなハートビートサウンド、シンセのポルタメント、各種SEなどを網羅するサンプル素材のようなトラック。
15. BUIO OMEGA Theme (reprise) ブイオ・オメガのテーマ(リプライズ) 3:57

11曲目の2番目に登場するヴァリエーションと1曲目をジョイントしたトラック。劇中でも"The End"と云うテロップと同時に挿入されるが、その最終シーンの直後でいきなりフィルムが終わる中、このトラックが聴けるのもごく僅か。
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