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GOBLIN - BUIO OMEGA (1997 release) Soundtrack
SIMONETTI-MORANTE-PIGNATELLI / TENEBRE (1997 release) Soundtrack
PHENOMENA (1984) Soundtrack
GOBLIN - PHENOMENA (1997 edition) Soundtrack
GOBLIN - IL FANTASTICO VIAGGIO DEL 'BAGAROZZO' MARK (1978)
GOBLIN - ZOMBI (1978) Soundtrack
GOBLIN - AMO NON AMO (1978) Soundtrack
GOBLIN - YELL (1978) Soundtrack
HITS, RARE TRACKS & OUTTAKES VOLUME III 1978-1984 Original Title
HITS, RARE TRACKS & OUTTAKES VOLUME III 1978-1984
Japanese Title
none
Artist
GOBLIN
Release Year
1998
Personnel
CLAUDIO SIMONETTI: Keyboards
MASSIMO MORANTE: Guitars
FABIO PIGNATELLI: Bass
AGOSTINO MARANGOLO: Drums, Percussion
ANTONIO MARANGOLO: Saxophone, Inst.
MAURIZIO GUARINI: Keyboards
CARLO PENNISI: Guitars
Label(s)
DRG (US)
Album production supervised by Claudio Fuiano, courtesy of GDM Music s.r.l.
Supervised by Benito Moschetti.
All recordings under license from Bixio Music Group Ltd., c/o IDM Ventures Ltd.
Production Supervisor Tom Emery
Art direction by Jeffrey J. Faville.
Special thanks to Gee Marsico for his help on this project.
All titles published by BIXIO Music Group Ltd - NYC/ASCAP
Introduction
米DRGレーベルからリリースされた編集アルバム第3弾。第2弾と同様、アルバム単位の選曲によるベスト盤。リリースも第2弾と同じ98年。"Previously unreleased"と云った注釈はなくなっているが、オフィシャルサントラ「ゾンビ」では2曲目だった"Zombi"に"main title"と云うサブタイトルが付けられている辺りは何気に興味深い所。「ゾンビ」と云えば、フィルムとサントラ共に"L'alba dei morti viventi"を実質的なテーマ曲にしていた訳なので。
お馴染みのアルバムやチネヴォックスの完全版に収録されたナンバーばかりだが、何より嬉しかったと云えば、リリース当時はCD化されていなかった"AMO NON AMO"の2曲目"Maniera"の収録。この1曲だけの為に買いに走らされたほど。また貴重だったのは、同じく"AMO NON AMO"のイタリア版"Locandina"とロビーカードの写真イラスト。この2枚の画像を綺麗なままで捉えるファイルは、ネットサーフで探し出すのもかなり難しいはず。
Track Listings
Buio Omega - 1979
01. BUIO OMEGA (Composer: undefined) 2:54

1&3拍目の頭で移動するE(on C#)とF#(on C#)と1&3拍目の拍子の裏で移動する同一コードがメインのモチーフ。G(on E)とF#m(on E)、そして、Am(on G)とF(on G)と云う2度の転調が大きなアクセント。2コーラス目から16分割のシークエンス(後年の"CONTAMINATION"の"Connexion"にソックリ)とタイコがジョイントするが、リズムインするキッカケとなるスネアのロールがフツーに雑。と云うか、ここはミキシングでカヴァーすべき所。単体のサントラとして陽の目を見なかったのもこの辺りが原因だったような気が。曲のイメージについては、エログロ映画のテーマ曲とは思えないようなスマートな感じ。劇中では、オープニングや墓を掘り返すシーンなどで登場。
02. STRIVE AFTER DARK (suite) (Composer: undefined) 2:31

チネヴォックス盤の2曲目「クワイエット・ドロップス」のポジションを入れ替えてのベースメロ変奏篇。元々は"CONTAMINATION"のサントラLPで紹介されていたこの曲、こんなヴァリエーションを聴かせられれば、やはり「クワイエット・ドロップス」はこの映画の為の曲だったのかとフツーに認識。劇中では、主人公が入院中のヒロインのもとに駆けつけるシーンやヒロインを剥製化するシーンなどで登場。
03. BUIO OMEGA (alternate take suite) (Composer: undefined) 3:09

97年にリリースされたチネヴォックス盤では"synth effect-alternate takes suite"と紹介されていた14曲目のアウトテイクス。不整脈のようなハートビートサウンド、シンセのポルタメント、各種SEなどを網羅するサンプル素材のようなトラック。
Tenebre - 1982
04. TENEBRE REMIX (Morante-Pignatelli-Simonetti) 5:08

97年にリリースされたチネヴォックス盤では"bonus track 2"と紹介されていた18曲目のアウトテイク。いわゆる"extended"的なリミックスだが、劇的なオルガンサウンドを皮切りに中盤の重低音オルガンをスポット的に引用するイントロパートはインパクト大。
Phenomena - 1984
05. JENNIFER (Pignatelli) 3:51

ゴブリンの看板を一人で背負うピニャテッリ渾身のバラード。6ピースの鍵盤パート(ストリングス、コードアルペジオ2色、リード、オブリガード、タップ・リヴァーブ処理の音色)とリズム・プログラム、生演のギターを一人で担うピニャテッリだが、そんな多重パフォーマンスのポテンシャルも然る事ながら、楽曲そのものと編曲センスがすこぶるグレート。シモネッティの独演ナンバーがフィルム上での実質的なテーマ曲だが、当初は、このジェニファーのテーマを第1テーマにするプランもあった模様。ピニャテッリのインタヴューによれば、ジェニファーのキャラクター性を掘り下げる事なく、ショッキングホラー路線に偏ってしまった映像には失望したとの事だが、ついては、このテーマ曲の挿入も局所的なものに。そんな映像との関係はさて置き、フツーに鑑賞してもかなりの聴き応えのこの曲、ピニャテッリのポテンシャルをまざまざと知らしめた事だけは確かな所。オブリガードを繰り返すフェイドアウトのエンディングの構成もかなりのセンス。
06. SLEEPWALKING (Pignatelli-Simonetti) 3:51

4つ打ちキック+16刻みの鋭角なリズムの上でAmとGのトライアドを延々繰り返すリフは、"Sleepwalking"と云うより、当代ならではのダンサンブルなビートでトランスしているようなイメージ。と云うか、クラフトワークの「ヨーロッパ急行」もユーロビートの走りだったと云う事で。全く関係のない所では、後年"NON HO SONNO"に収録される"Killer on the Train"も似たようなイメージなのかも。劇中では、あのゴブリン映像の直後のシーンで登場。
07. PHENOMENA (alternate version) (Simonetti) 3:10

97年にリリースされたチネヴォックス盤では"alternate version - bonus track 3"と紹介されていた16曲目のアウトテイクス。ピナ・マグリ女史をフィーチャーするイントロからいきなりテーマに移行するヴァージョン。要は、CmとGmを繰り返す前置きを割愛したトラック。トップのAbを起点にする分散フレーズ(G,F,Eb,Db,Eb,F,Db)のバランス位置や各パートのエフェクト処理などもオリジナルとは全然違う。と云うより、かなりラフなミックス。
Il fantastico viaggio del "Bagarozzo" Mark - 1978
08. ......E SUONO ROCK (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 4:35

その名の通りロック魂が炸裂するハードな1曲だが、絶叫と呼ぶにもややメロウなスキャットをフィーチャーするパートをテーマとするなら、実にイントロだけで曲の半分を消化。そんな定石を度外視する楽曲の構成も、ドラッグ漬けになる主人公のサイケな末路にはジャストフィットしているようにも思えるが、何れにせよ、これはロックを語るナンバーとしてはかなりの異色度。そんな異色のイントロを彩るアントニオのサックスも、アカデミックな一方では掴み所のないフレーズのオンパレード。無機質な16分割のシークエンスも当時としてはかなり印象的。ハモンドとギターの畳み掛けるソロの直後、不意を突くようにいきなり終わる中途半端なクライマックスもたまらなくプログレッシヴ。
09. LE CASCATE DI VIRIDIANA (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 5:45

イントロに値する前半パートと劇的な印象の後半パートにバッサリ分けられる単純な2部構成のナンバーだが、アントニオのテナーもフィーチャーされる3連12刻み(4/4)の前半パートの緊張感も然る事ながら、後半のカッコよさが半端じゃない。16刻みのスローな4/4をここまで仰々しくプレイ出来ると云うのもスキルの高さに他ならない。フランジャー処理されているようなタイコのエフェクトも効果抜群。壮大な情景も否応なしで目に浮かぶ。
10. LA DANZA (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 5:19

タイトルにも象徴されるタランテラのような3連シークエンスが真骨頂のナンバー。シンセのシークエンスに限らずアコギなどにも受け渡される3連フレーズも絶品だが、ヴォーカルパートとの掛け合いになるギターリフのインストパートがとにかくカッコイイ。ワイルドに畳み掛けるクライマックスも圧巻。個人的にはかなり聴きまくった曲です。
Zombi - 1978
11. ZOMBI (main title) (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 4:24

16分のキックとティンパニから続く展開はフツーの4/4。となれば、ポリ鍵盤(k)とティンパニ(t)のお囃子的なテーマフレーズは、kkkk/t//kkkd/tkkk/kkk/(全部16分割。スラッシュは16分休符。"t"の箇所は、ティンパニだけになる音符)と云う11/8拍子。1曲目と同様、基本的にはコンボスタイルの楽曲ながらも、パーカスのエッセンスはロックバンドの域を超越。メロトロンのクワイヤ+アフリカナイズされたパーカスが映像のモチーフを如実に代弁。と云うか、云われなくてもブードゥーなホラー映画なんだなと気付かされるジャストフィットな曲。ユーロカットではさまざまなシーンで登場するナンバーだが、USカットでの挿入は、モールでのハンティングを終えた主要キャストが階上の部屋に戻るシーンとバイカーの一団がモールに雪崩れ込むシーンの2箇所のみ。
12. SARATOZOM (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 3:36

スネアの6連シンコペのオカズもゴキゲンなシャフルナンバー。ロックと呼べるようなナンバーも皆無に近い中、いきなりのシャフルは嬉しい限りだったが、購入当時は正直、ウエストコースト的なサウンドには戸惑った。しかも、リードもサイドもモランテだけで、シモネッティは3連のシークエンスのみでの参加。ただ、この辺りがこのアルバムの真骨頂。米大陸の閑散とした界隈を舞台にするシナリオだった事を考慮すれば、恐らくは、サザンなフィーリングのアメリカナイズされたサウンドこそがこの曲のそもそもの狙い。オルガンなどで厚みを増せば、その印象もガラリと変わる。これも偏にフィルムを想定してのバンドのプロイズムと云った所。ただ、面白かったのは、ユーロカットではエンディングを飾りながらも、肝心のUSカットでは無視されていたと云う事。後年のデモニアのカヴァーは、アカデミックなポリリズムの仕掛けがメチャクチャイケてる。
13. L'ALBA DEI MORTI VIVENTI (Marangolo-Morante-Pignatelli-Simonetti) 6:04

タイトなスネア+ハット+キック+ティンパニ、クワイヤ(Mellotron)+ストリングス(Logan)+フランジャーがかったシンセ、エレベによるスローな4/4が12刻みで繰り返される中、WRのブラック・マーケットのようなアンニュイなモノシンセの音色が印象的なテーマ曲。基本的にはコンボスタイルのスタンスを貫く楽曲ながらも、全編に挿入される「サスペリア」でもお馴染みのティンパニはもとより、展開部ではBellTreeを使用、その2コーラス目でようやくモランテのディストーションをフィーチャーするなど、コンボスタイルの傍らでは本題の映像を踏まえての高いプロ意識も伺える。ユーロカットではオープニングを飾るナンバー。ちなみに、USカットのオープニングで使用されたのは、後年の完全版で陽の目を見る「オルタネートヴァージョン」の方。
Amo non amo - 1979
14. AMO NON AMO (Marangolo-Pignatelli-Simonetti) 3:44

ゴブリンのキャリアでは屈指のバラード。ヴォリューム奏法のギターリフとマルチ鍵盤が奏でる哀愁のテーマはもとより、ノスタルジックなスキャットをフィーチャーするサビのパートも絶品。地中海を連想させる数点のパーカスとシンプルなタイコのコンビネーションもイイ。爽やかな大人のロマンスにもビッタシの一曲。ゴブリンのホラー以外のサントラなども聞いた事がなかった当時、この清涼感にはとにかくビックリ。と云うより、そもそもの衝撃はジャクリーン・ビセットがジャケを飾っていたと云う事で(笑)
15. MANIERA (Marangolo-Pignatelli-Simonetti) 5:06

ゴブリンらしからぬメロウなサウンドに驚かされたのも束の間、今度は完全予測外のヘヴィーな路線に絶句。と云うより、フツーのヘヴィーがフツーじゃなくなっている辺りが断然凄い。半拍遅れを仕掛けにするギターリフのイントロなども70−80年代の欧米ロックではごくフツーだが、やはりここでの立役者はタイコのマランゴーロ。ハットの刻みは16でも歴然とした8ビートのこの曲、マランゴーロを除く他の面々はヘヴィーの王道を行くプレイに終始しているが、ヘヴィーにはあるまじきキレの良さを披露するマランゴーロのプレイはかなりの異色度。ハイピッチなチューニングの時点でヘヴィーとは決別しているマランゴーロだが、何れにせよ、16分裏打ちでのハットのオカズやソリッドなパラディドルなど孤高のスタンスで大爆発。ゴブリンのキャリアの中でも貴重な1曲。
16. YELL (Marangoro-Pignatelli) 3:40

国営放送のTVプログラム"Sette storie per non dormire"のテーマ曲。78年暮れの録音だった"AMO NON AMO"とほぼ同時期だったとされる録音時期だが、シングルのリリースが78年だった事から察すれば、これは"AMO NON AMO"に取り掛かる直前の録音。リマスターシリーズのインサーツによれば、全面的にフィーチャーされる鍵盤はアントニオのプレイ。シモネッティが不参加だったのも恐らくは"EASY GOING"もしくは他のセッションとバッティングしていたため。曲の方は、移調を繰り返す中、クワイヤ音色のメロトロンや短3度で行き来する無機質なシンセが真骨頂の1曲。イントロではお馴染みのティンパニも登場。アカデミックなオルガンの分散フレーズも絶品。曲の開始直後、日本人なら能楽のようなイメージが反射的に過ぎるのかも。
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