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RICCARDO COCCIANTE - MU Original Title
MU
Japanese Title
none
Artist
RICCARDO COCCIANTE
Release Year
1972
Personnel
RICCARDO COCCIANTE: Piano, Clavicembalo, Moog, Vocals
DEREK WILSON: Drums
MICHAEL BRILL: Bass
DAVID AGNEW: Percussion
DOUGLAS MEAKIN: Accoustic Guitar
DAVID SUMNER: Electric Guitar, Sitar
MIKE FRASER: Piano, Organ
PAOLO RUSTICHELLI: Synthesizer, Mellotron
JOEL VANDROOGENBROECK: Zanza, Flexatone, Ocarina, Flute
CARLO MURIEL: Arpa Santor, Ocarina Bassa
MAURIZIO GIAMMARCO: Flute, Mellotron
ANN COLLIN: Coro
LUISELLA CHIOVACCI: Coro
GIANNA GIOVANNI: Coro
ELISABETTA LEOCATA: Coro
GIORGIO LOVISCEK: Voices
Label(s)
BMG Ariola (Italy)
Musica: Riccardo Cocciante
Testi: Paolo Cassella, Marco Luberti
Arrangementi: Paolo Dossena, Italo Greco
Recording Engineer:Alfredo Bartoli
Art Direction: F. Logoluso
Producer: Paolo Dossena
Introduction
世紀を超えて活躍する人気カンタウトーレ・リッカルド・コッチャンテのファースト。へヴィなコンセプトに変形アートワーク、スポットでのインストアプローチなど、これはプログレファンにも然るべく注目された1枚だが、やはりその内容は叙情的なヴォーカルを全面的にプッシュするカンタウトーレ路線。プログレと云うより、アート志向での制作プロットも70年代序盤では常識的なアプローチだったが、コッチャンテ自身による随所でのムーグのプレイは、ここだけでの特典的な内容。
ゴブリンに名を連ねるメンツでは、82年の名盤"Volo"に参加するデレク・ウィルソンのみの参加だが、木管のマウリツィオ・ジャンマルコや後年の関連アルバム(Casanova, Try Loveなど)で作詞を手掛けるダグラス・ミーキンなども参加。ちなみにコッチャンテと共にメインの鍵盤を務めるプレイヤーは、あの"Opera Prima"("Cherry Five"のカルロ・ボルディーニとのコラボ盤)でも知られるパオロ・ルスティケッリPaolo Rustichelli)。
Track Listings
1. INTRODUZIONE 4:16

前半は、ムーグのポルタメントもフィーチャーする幽玄なカデンツ。盛り上がる後半は、シタールなどの弦楽セクションをフィーチャーするオリエントなアンサンブル。ついては、ムーグのサウンドもかなり斬新。
2. COLTIVO TUTTE LE VALLI 2:29

イントロ後半のアンサンブルのままグルーヴィな8ビートに突入。クワイヤをフィーチャーするクロマティックな3小節は問答無用のカッコ良さ。と云うか、テーマのリピートは3回だが、これは何度リピートされても飽きないのかも。迎える終盤は、牧歌的なクワイヤのパートで締め括る。
3. ORA CHE IO SONO LUCE 3:16

8ビートのスローバラード。切れ味抜群の8ビートはイントロのみ。オルガン+ストリングスのリフレインは、後年のデモニア版"Profondo Rosso"のエンディングのリフレインのようなイメージ。叙情的なヴォーカルパートに終始する中、2曲目終盤と同一モチーフの牧歌的なクワイヤパートで終演。
4. UOMO 6:59

大雑把に分ければ3部構成の大作。序盤は、ヴァニラ・ファッジの"You keep me hangin' on"のような劇的な内容。EとFをクロマティックで繰り返す幽玄なリフ+攻撃的なタイコが絡む中、徐々にテンポアップする中盤は、デクレッシェンドした後にムーグのベンドプレイで終演。終盤は、2&3曲目終盤の牧歌的なモチーフが三度登場する中、ドラマティックな楽曲として昇華させる内容。
5. FESTA 2:47

3/4のアフリカンなアンサンブルと4/4の軽快な8ビートが交差する1曲。いわゆるプログレの場合、8分割のリズムを3連系に置き換えるギミックなども別に珍しくはないものの、アフリカンなトラッドとビート族のエッセンスを融合させるここでの試みは、創造力満開だった70年代でも格別な印象だったはず。これは70年代のフレンチポップにも通じる衝撃。一押しの1曲。
6. ERA MATTINO SUL MONDO 5:39

ストリングス音色のメロトロンが全編を貫く1曲。タイトルや詞の内容にもリンクする牧歌的な内容。ゴブリンに強いて例えれば、ゾンビ収録の「忘却」のような感じ。中盤まではオブリガードに徹するフルートも終盤では存分にアピール。
7. VITA 3:15

バリバリの伊トラッドなアプローチながらも、これはゴスペルのような内容。「命」をテーマにする詞の内容もそれっぽい。女性クワイヤのポテンシャルも高い。
8. A DIO 3:59

タイトルや詞の内容の通り、これはシタールを全編にフィーチャーするコッチャンテ版の賛美歌。ちなみにコッチャンテは、クワイヤのユニゾンのみでのアピール。ここでは女性クワイヤが主役。
9. CORPI DI CRETA 5:09

和訳すれば「白墨の肉体」と云うタイトルだが、アルバムーのテーマを察すれば、そのオチも明らか。楽曲の方はクライマックスにも相応しいドラマティックな内容。シャープなアンサンブルがカッコイイ8ビートの序盤、ムーグのリフを延々と繰り返す劇的な中盤のインストパート、全ては大地に帰するとでも云わんばかりの終盤での3部構成だが、スローダウンする終盤でのアンサンブルのブレには謎も残る。と云うか、これはムーグを奏でるコッチャンテがトランス状態で吹き込んだテイクをそのままトラックダウンしたような感じ。拘りと云ってしまえばそれまでだが、正直、一発目の鑑賞時にはフツーにズッコけた。録音時のエピソードなども残されているのであれば、この辺りについては是非聞いてみたい所。
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