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FABIO FRIZZI - Amore Libero (1975) Soundtrack
La Preda Original Title
LA PREDA
Japanese Title
none
Artist
VINCE TEMPERA e FRANCO BIXIO
Release Year
1975
Personnel
WALTER MARTINO: Drums
MASSIMO MORANTE: Guitar
FABIO PIGNATELLI: Bass
CLAUDIO SIMONETTI: Keyboards
etc
Label(s)
Cinevox (Italy)
Musiche di VINCE TEMPERA e FRANCO BIXIO
Dirette da FABIO FRIZZI
Introduction
"PROFONDO ROSSO"の録音前後、チネヴォックスと契約を交わしたゴブリンの面々がオケを手掛けた1枚。映画は、「地獄のガンマン 」のドメニコ・パオレーラ(Domenico Paolella)がメガホンを取った"La Preda"。ゴブリンの面々がオケを務めたのであれば、IMDbでは74年度とされる製作年度も恐らくは75年。スコアは、ヴィンチェ・テンペーラ+フランコ・ビキシオの作曲+ファビオ・フリッツィの音楽監督と云う布陣。テンペーラが作曲でフリッツィがディレクターと云う組み合わせは、同時期の仕事だった"AMORE LIBERO"とは正反対。
サントラの内容は極めて明快。メキシカンな2曲(A2+B2)とアフリカンな1曲(B6)を除けば、A1とA3わずか2曲分のモチーフによる変奏のオンパレード。A面トップのA1はさて置き、A3の分身的なヴァージョンもB面トップに収録されていた事を考慮すれば、2つのモチーフが双頭的な存在だった事も明らか。ただ、こんな話にも高を括るべからず。内容そのものはかなりの充実度。各変奏の元ネタになる楽曲も抜群にイイ。インスト面ではアコピのプレイが抜群。僅かのアイディアで一仕事してしまう辺りは如何にもイタリア人らしいが、それも優れた芸があればこそ。DTMでのファジーな作業でも済まされる昨今だが、このレベルでのアナログワークには追いつける日も来ないはず。
Track Listings
Side A
1. LA PREDA 3:21

ストリングスとコンボのコラボによる当代ならではのメロウな1曲。時折聞こえるアコピ+オブリガードのモノシンセ+ギター+ベース+タイコ+パーカスと云うコンボの編成だが、ここでの主役は流麗なストリングスアンサンブル。と云うか、「ラブ・アンリミッテド・オーケストラ」を率いるバリー・ホワイトの代表曲「愛のテーマ "Love's Theme"」にソックリと言った方が手っ取り早いのかも。「愛のテーマ」ではストリングスとも肩を並べるトレードマークだった16分刻みのワウワウカッティング(David T. Walkerですね)はフィーチャーされないが、モランテ以下、バンドのメンツも総動員でのパフォーマンス。ブラックムードの帝王バリー・ホワイトが業界に与えた影響力を痛感させられる1曲。
2. GENTE DEL PORTO 1:40

アップテンポでムーチョなコテコテの中米系サウンドながらも、リードは弦楽器ではなくバンドネオン。バンドネオン+アコピ+ベース+2種類のパーカスと云う編成。2コーラスで瞬く間に終了。
3. DANIEL'S TUNE 3:07

ミドルテンポの軽快な8ビートながらも、テーマ・サビ共にメロウな1曲。テーマも出色だが転調するサビがこれまた絶妙。ストリングスがジョイントする編成は1曲目に同じ。モノシンセとストリングスがテーマとサビを代わる代わるプレイする構成。リピートも必至の名曲。
4. CONCESSIONI NATURALI 4:09

1曲目の変奏。シークエンスのようなシンセとストリングスによるシンプルなアレンジだが、無機質なシンセのアルペジオを背景にストリングスが情感たっぷりのアンサンブルを聞かせる出色の内容。
5. PRESENZA ANGOSCIANTE 1:54

3曲目の変奏。パーカスとタイコによる抑制されたリズムを背景に流麗かつスリリングなストリングスが乱舞するアレンジ。メロウなモチーフに微妙な緊張感を持ち込む3連のリズムも出色だが、ストリングスの編曲もかなりアカデミック。鳥肌が立つヴォイシングも。
6. TRANQUILLA INCOSCIENZA 1:48

1曲目の3/4変奏。アコギの伴奏とネオンによるデュオ。1コーラス目はアコギのみ、全4コーラスで終演。
7. SPINTA ALLA SOPRAVVIVENZA 3:33

3曲目の変奏。器楽の編成やアレンジは5曲目に同じだが、原曲のテーマ冒頭4小節だけをモチーフにする変奏テーマはオリジナルの印象にも近い。出色のストリングスはもとよりアコピのプレイもかなりスリリング。
Side B
1. INCOGNITA 3:05

A面3曲目の変奏。と云うか、イントロ以外のストリングスのトラックを落としただけの別ミックス的なヴァージョン。ついては、アコピのブロックバッキングやモノシンセの16分割3連カウントのシンコペフレーズなども際立つ印象。
2. COLOMBIANA 1:46

A面2曲目に続く中米系サウンド。ただこちらは、コンガ系パーカス+ギロ+ストリングス+金管+ギターと何気にぎやかな編成。と云うか、マントと帽子を纏った人たちが速攻でイメージできる音には違いないが、ここまでスリリングな金管やストリングスと云う話になれば、屋外でのチョットしたパフォーマンスといったものでもない。イタリア人プレイヤーのスタジオでの仕事とも思えぬ臨場感溢れる1曲。
3. RISVEGLIO UMANO 4:03

A面1曲目の変奏。ストリングス中心の弦楽ヴァージョン。オクターヴユニゾンの1声の1コーラス目、オクターヴユニゾン+ローレンジの2声の2コーラス目、以降はシークエンスのようなシンセのアルペジオも参加するゴージャスな弦楽アンサンブルに成長すると云うドラマティックな流れ。
4. DRAMMATICA REALTA' 5:22

A面3曲目の変奏。と云うか、A面7曲目の変奏ヴァージョンからアコピとパーカスだけが飛び出してヒートアップするノーメロヴァージョン。とにかく猛烈にヒートアップ。このアコピがシモネッティだとすれば、キャリアの録音の中でもまさにダントツでのパフォーマンス。ここでのパーカッシヴなコンビネーションプレイは、弾けない人には絶対に弾けない代物。
5. IPOTESI DI ORIZZONTE 1:55

A面1曲目の変奏。フルート+エレピ+ボンゴでのトリオヴァージョン。怒涛のアコピを聴いた直後だけに落ち着いたエレピの音もイイ感じ。
6. MADRIADO 1:36

正体不明の数種類の楽器とアフリカンなお囃子による4分割アップテンポの大陸音楽。と云うか、これホントにスタジオのメンツによるプレイなのか?音質も何処かの部落でエア録りしたような感じだし。これがスタジオでの録音だとすればイタリア人恐るべし。
7. VIOLENZA 2:55

A面1曲目の変奏。と云うか、変奏パターンがA面5・7/B面4辺りと類似している為に3曲目の変奏かと思いきや、いきなりA面1曲目のモチーフが飛び出す。リヴァーブ処理されたモノシンセのサウンドはかなり劇的なイメージ。フィルムではクライマックスで挿入される音だったのかも。"Violenza"と云うタイトルだが、ここではいわゆる暴力も全くイメージ出来ず。
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