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HERBIE MANN - YELLOW FEVER Original Title
YELLOW FEVER
Japanese Title
none
Artist
HERBIE MANN
Release Year
1979
Personnel
HERBIE MANN: Flutes (A1-2,B1-3), sax (A3), vocal (A3)
AL IZZO: Drums
NEAL JASON: Bass
JEFF SHOEN: Keyboards
SILVIO TANCREDI: Guitars
RAYMOND GOMEZ: Guitars
CLAUDIO SIMONETTI: Arp Omni, minimoog, Roland sequencer (programming & arrangements)
JIMMY MAELEN: Percussion
RAPHAEL CRUZ: Percussion (A1)
PHIL ANASTASI: Vocals
CHRISTE SHIRE: Vocals
BRENDA WHITE: Vocals
YVONNE LEWIS: Vocals
DIVA GREY: Vocals
VALERIE WILSON: Vocals
JOE SHEPLEY: Trumpets
GEORGE YOUNG: saxaphone
RANDY BRECKER: Trumpet
ARMANDO NORIEGA: saxaphone
MICHAEL BRECKER: saxaphone
BOB SMITH: Horns
DANNY CAHN: Trumpet
Label(s)
Atlantic (USA)
Arranged by Armando Noriega
Recorded and mixed at Soundmixers Studio, New York, NY.
Mixed by Israel Sanchez
Produced by Silvio Tancredi
Released on October 1979
Introduction
LP中袋に記載されたアトランティック監修のディスコグラフィーによれば、これは何とハービー・マン50枚目のアルバム。自身の所蔵LPと照合してもせいぜい20~30枚目辺りかなとイメージしていただけにこの数字にはビックリ。サウンドの方は、当代ならではのイケイケのビートがズラリと連なる内容だが、ハンコックやクインシー・ジョーンズなどズージャの巨人が鋭角なビートを取り上げるのも当時では常識の流れ。ちなみに8ビートを取り上げたハンコックの話になれば、60年代序盤にまで時代は遡るが、クロスオーヴァーと呼ばれるカテゴリーでも草創の一人だったハービー・マンの場合も然り。この手のディスコポップな内容にも何ら違和感はない。要は、ビートは変われどもポテンシャルは何ら変わらずと云う感じ。フルート中心の出色のパフォーマンスが全編で堪能出来る。
約半数のトラックで登場するシモネッティだが、79年といえば、"Easy Going"のセカンド"FEAR"がリリースされた年。本タイトルが79年10月のリリースだった事を考慮すれば、"Easy Going"のヒットで米国でのキャリアも板に付いていた頃だが、今思えば、ハービー・マンの録音セッションにブレッカー兄弟などと名を連ねていたと云うのもフツーに凄い。自国リリースのアルバムにハービー・マンブレッカー兄弟を呼んだのではなく、スキルを見初められて招聘された訳なので。ちなみに、ペットのジョー・シェプリーダニー・カーン、サックスのアルマンド・ノリエガジョージ・ヤングは、"Easy Going"の"FEAR"でもお馴染みの面々。アルマンド・ノリエガは本タイトルの編曲も手掛けるキーパーソン。
まっ黄色のアートワークも印象的なアルバムカヴァーだが、何より忘れ難いのは、"Side A"と"Side One"に分けられていたLP盤のレイアウト。両サイド甲乙付け難いと云う事だったのか単なるミスプリントだったのかは不明だが、何れにせよこれは珍しかった。ちなみに本タイトルは、2タイトルカップリングの輸入CDでの入手が容易に可能。
Track Listings
Side A
1. YELLOW FEVER (Herbie Mann) 7:48

ハービー・マン作曲のヴォーカルナンバー。「ホット・スタッフ」系の血沸き肉躍るダンシングチューン。詞の内容もかなり熱い。SE的な各種リフレインも面白いハービー・マンだが、クライマックス約1分間では出色のソロが炸裂。シモネッティはスポット的に登場。"Easy Going"の同年度リリースタイトル"FEAR"を思わせるアープのサウンドが面白い。
2. COMIN' HOME BABY (Bob Dorough - Ben Tucker) 7:56

12小節ワンセットのブルーストラッドをタイトな16ビートに乗せた1曲。尻上がりにアピール度を増すハービー・マンはクライマックスで爆発。フェイドアウトしてしまうのも惜しい感じ。シモネッティも各種リフレインで大活躍。コーラス間のブラスのリフレインパートではミニムーグでのベースも披露。
3. HEY POCKY A-WAY (Nocentelli - Porter Jr. - Modeliste - Neville) 5:08

ミドルテンポの16ビートファンク。ハービー・マンのヴォーカルをフィーチャーする1曲。ブラス+クワイヤ+スラップ+アコピなど何れのパートも切れ味抜群。ヒートアップする終盤、さり気なくテンポアップできる辺りは生のアンサンブルならではの醍醐味。1-2曲目ではフルートだったハービー・マンだが、ここでは序盤のヴォーカルのみならず、中盤+終盤の2箇所ではアルトのソロも披露。シモネッティの出番はなし。
Side B
1. CITY OF DREAMS (Dario Baldan Bembo - Phil Anastasi) 7:50

キャッチャーな16ビートナンバー。タイトルとは裏腹のネイティヴなエッセンスの1曲。米国先住民のアンセムと云うイメージ。と云うか「拳を握る女」が登場しそうな感じ。ついては、ハービー・マンのフルートの音色も絶大な効果。各種リフレインも出色のスキル。シモネッティは、ゾンビ収録の"Zaratozom"のようなシーケンサーで参加。ちなみに、フェイズ処理されたティンパニのサウンドも「サスペリア」を連想させる。これは絶大なインパクトの1曲。
2. KIDNAPPIN' LOVER (Silvio Tancredi - Phil Anastasi) 7:40

A1と同様、同年度リリースの「ホット・スタッフ」を連想させる8ビートナンバー。と云うより、リフレインに限って云えば、これは「ホット・スタッフ」そのまま。ただ、鋭角なシンセなどとは異なるストリングス系音色のリフレインは、ハービー・マンのフルートにも絶妙にリンク。ついては、この辺りがシモネッティの出番だったのかもしれないが、クレジットでの守備範囲(アープ+ミニムーグ+シーケンサー)とは違っていたような気も。
3. WALK ON THE WILD SIDE (Lou Reed) 6:31

ルー・リードの原曲をスリリングなビートで纏めた1曲。シモネッティの出番はなし。正直、原曲とはガラリ異なるイメージながらも、実は基本16分割のビートやヴォイシングは原曲のまま。リードのヴォーカルパートをフルートが奏でるテーマも面白い。と云うか、全く違和感がないと云うのもハービー・マンのさり気なくも凄い所。コーラス間でのソロ+随所でのリフレインも出色の内容。妖艶なクワイヤ+ブラスがジョイントする終盤も最高潮にヒートアップ。聴き終えれば、やはりハービー・マンのアルバムだったなと云う感じ。
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