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L'ALDILA Original Title
(colonna sonora originale del film)
...e tu vivrai nel terrore!

L'ALDILA'
Japanese Title
none
Artist
FABIO FRIZZI
Release Year
1981
Personnel
FABIO FRIZZI
Orchestra Dell'Orso
featuring:
AGOSTINO MARANGOLO: Drums
MAURIZIO GUARINI: Keyboards
Label(s)
Beat Records (Italy), Dagored (Italy)
Musiche di Fabio Frizzi
Introduction
あの「サンゲリア」の公開から数年後、ビデオレンタル草創の時代に草の根の人気で一世を風靡したルチオ・フルチの監督作品「ビヨンド」のサントラ。マランゴーログアリニの参加も明らかにされていなかったリリース当時は、ごく一部の輸入サントラ店でしか入手出来なかったレアな1枚だったが、実はマランゴーロが参加していた事なども、ゴブリン筋のコアなファンの間ではビデオリリース時点での常識だった。と云うか、ファン同士の繋がりもなかった当時は巷でのリアクションなど知る由もなかったが、何れにせよ、サウンドを聴けばマランゴーロのタイコと一発で判るファン垂涎の1枚だった事は確か。
本家"Beat Record"のカップリングタイトルでの復刻CDはもとより、DVDソフトの独立レイヤーに収録されたサントラ音声、伊"Dagored"レーベルからリリースされた復刻LP&CD、米国レーベル盤など、現在では選り取り見取でのサントラ鑑賞が可能。それにしても、ゴブリン関連のアイテムを全コレするのもかなり大変。本タイトルにも参加するグアリニがプログラムを手掛けた映画作品なども実はかなりの数。その殆どが入手困難な映像やサントラを全てゲットしようと思えば、フツー以上の根気を要するはず。ちなみに、本作に同じフリッツィがスコアを手掛けた「サンゲリア」もシンセのプログラムはグアリニの仕事。
Track Listings
Side A
1. VERSO L'IGNOTO 3:59

フィルムでも随所で挿入されるお馴染みの1曲。Em, Am, Cm, FmをそれぞれⅠ度mにする4小節ずつのモチーフを繰り返す内容。と云うか、それぞれの4小節の中だけでも移調を繰り返すような奇怪なヴォイシングのモチーフだが、基本的には、EmのⅠ→Ⅳ、CmのⅠ→Ⅳと云うモーション感覚をベースにした楽曲。アコピ+生ストリングスのユニゾンを中心に、クワイヤ系音色のメロトロン+エレベ+タイコが絡むパート編成。当然、タイコはマランゴーロだが、フレットレスのエレベも何気にピニャテッリっぽい。
2. VOCI DAL NULLA 2:59

これもフィルムではお馴染みのスコア。男性クワイヤ系音色のメロトロンやシンセのポルタメントをフィーチャーする前半モチーフと、ボレロ風味の後半モチーフを交差させるファジーな内容にも聴こえる1曲だが、実は双方も同一モチーフでの変奏的な内容。ちなみに、同一タイトルのA6&B2は、このトラックをそれぞれの変奏別に分けたような内容。
3. SUONO APERTO 1:25

これはバンドアンサンブルも堪能出来る嬉しい1曲。16分刻みのマランゴーロのハットはもとより、エレベのスライド、シンセの各種ポルタメント、管弦オケも見事に調和。楽曲の内容もメロウかつドラマティック。映像抜きのサウンドだけでも充分に楽しめる内容。
4. SEQUENZA CORO E ORCHESTRA 4:32

ボレロ風味のテーマ曲からクワイヤだけを抽出した前半、管弦オケによる後半と云う2部構成の1曲。後半の管弦オケのアンサンブルは出色。不気味さとペーソスを交差させる中、フルートが加わるペーソスタッチのパートは鳥肌モノ。これは、フィルム抜きで楽しんだ方がイイのかも。
5. OLTRE LA SOGLIA 4:01

ボウイの"Warzsawa"のようなイントロ、16分刻みのマランゴーロのアフロなビート、スリリングな弦楽アンサンブルなど聴き所も満載の内容。イントロから同一の内容を繰り返す2コーラスの構成も瞬く間と云う感じ。これはあと数コーラスリピートしても飽きないはず。
6. VOCI DAL NULLA 4:26

A2&B2と同一タイトルながらも、ここではボレロ風味の変奏モチーフを中心とする内容。と云うか、一般的に「テーマ曲」と認知されているのはこのトラック。ビデオがレンタルリリースされた当時は、正直、同じくクワイヤをフィーチャーする「オーメン」などとも全く異なるファンタスティックな印象だったが、これもやはり英米作品とは一線を画するマカロニホラーのテーマ曲。場違いな楽曲のコントラストにも然程驚きはしなかったが、ただそれにしても、白目剥き出しの大ゾンビ大会の映像にボレロ風味のマーチングスコアと云うのもかなり斬新。
Side B
1. SUONO APERTO 3:58

同一タイトルが示す通り、これはA3の変奏ヴァージョン。スリリングな16ビートだったA3だが、こちらの方はスローで情緒豊かな感じ。マランゴーロのシンバルワークは登場するものの、シンセのポルタメントが登場するのもスポットでのみ。管弦アンサンブルの美しさが際立つ1曲。
2. VOCI DAL NULLA 4:18

A2&A6と同一タイトルながらも、ここではA2前半の変奏を中心とする内容。A2前半の変奏メロにA2後半のリフやA6のリフも重なる中、双方の変奏も実は同一のモチーフだった事が手に取るように判ると云う内容。
3. GIRO DI BLUES 2:21

ホラーにはあるまじき変ロ長調のブルース。と云うかこれも、ルイジアナが舞台の映像では当たり前のようにフィーチャーされる1曲。ペット+クラ+ギター+アコピ+エレベ+タイコでのセクステット。ペットがリードのテーマを1コーラス、クラのソロ1コーラス、ペットのソロ1コーラス、そして1コーラスのテーマで終演。ついては、ピアノとギターのソロは登場せず。
4. VERSO L'IGNOTO 3:22

劇中では随所で顔を出すモチーフながらも、このサントラではA1以来久々の登場。管弦+エレベ+タイコによるアップテンポでのスリリングな変奏の前半パート、アコピ中心のA1的な変奏の後半パートでの2段構えの構成。
5. SEQUENZA RITMICA E TEMA 4:23

アルバム中でも最もスリリングなナンバー。と云うか、この1曲の為にサントラ購入したファンも少なくないはず。マランゴーロのタイコがとにかくイイ。独立したモチーフのようにも聴こえる楽曲だが、これも基本的にはテーマの変奏。A4と比較してみればヴォイシングの共通点も良く判る。シンセのリフレインも、テーマ曲のクワイヤパートの対位法的なメロ。サントラを購入した当時、お目当てだったこの曲もなかなか登場しない中、大トリでの収録だった事に胸をなで下ろした記憶も。
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