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DEMONI Soundtrack (1985) Italian Press
DEMONS Soundtrack (1985) Japanese Press
DEMONI Original Title
DEMONI
ORIGINAL SOUNDTRACK
Japanese Title
none
Artist
CLAUDIO SIMONETTI
Release Year
1985
(Release: 2003)
Personnel
CLAUDIO SIMONETTI
Label(s)
Deep Red (Italy)
Recorded at Acquario Studio, Rome
Music composed and arranged by CLAUDIO SIMONETTI
Introduction
ランベルト・バーヴァの85年度監督作品「デモンズ」のサントラ。03年リリースの本タイトルは、オムニバスだった85年度盤とは違うシモネッティ版。音質も格段にアップしたサウンドだが、一部では内容そのものが異なる。ちなみに、1曲目のテーマナンバーや4曲目の"Threat"は、85年度盤とはサイズも異なる別ミックス。86年に本作のランベルト・バーヴァがメガホンを取る「キャロルは真夜中に殺される」でも使用された6曲目"Out of Time"は、81年度の"CLAUDIO SIMONETTI"と同一のヴァージョンだが、"CLAUDIO SIMONETTI"が入手困難な中では本タイトルの収録トラックはなかんずく貴重。85年度盤に収録された"Out of Time"は、85年度盤ならではのオリジナルトラックだが、正直、本タイトル収録の81年度ヴァージョンの方がインパクトは強い。と云うより、85年度盤では体験出来ないここでの名演はファン垂涎の1曲。
当初は地味なリリースのようにも思えた本タイトルだが、その実これはファン必須のマストアイテム。ボーナスの内容(詳細は以下の通り)も結構凄い。ギターサウンドのトラックを鍵盤で代用する"Killing"やエレピソロのテーマ曲などは取り分け貴重。ミケーレ・ソアヴィ演出の85年当時のオリジナルPVアルジェントシモネッティも顔を出すTVスポット(約30秒)の収録も嬉しい。
Track Listings
01. DEMON 5:40

テーマタイトル。お馴染みのリフレインを背景にサンプラーがタイトルを連呼するテーマは、もはやこの分野でもスタンダード的な知名度。シンセとオルガンが交差するバロック的なサビのパートも、アキロンの大王のイメージそのまま。「カニバリズム」「呪術」「ヴードゥー」と云ったキーワードも速攻で連想させられる一方、ダンモなビートでサクッと料理している辺りは何より特筆すべき所。サンプラーが一世を風靡していた80年代中期の曲ながらも、世紀を超えた現在も全く色褪せずと云う感じ。

ちなみにこのトラックは、アルバムミックスより約2分間長い12インチミックス。7インチ盤でシングルカットするには若干長い事も確かだが、各コンテンツのサイズなどを考慮すれば、実は12インチミックスの方が釈然とした内容。85年のアルバムミックスや7インチミックスの場合、オリジナルミックスをアブリッジしたような印象の方が強い。
02. CRUEL DEMON 1:07

16分割のパーカッシヴなシークエンス、ブラス系のシンセ、ストリングスと云う3つのパートによるパラレルな構成。要は3者3様の情景が目に浮かぶようなイメージ。ブラスやストリングスのサウンドは、80年代中期ではかなりゴージャス。このタイトル、かな読みすれば「狂えるデモンズ」と聞こえる辺りも何気にオッケー。
03. KILLING 3:13

映像でも頻繁に登場するナンバー。四面楚歌なメロそのものと云ったストリングスのリフレインが耳に残る1曲ながらも、ここでの主役はギター系の音色。1小節半程度タイのリフレイン+ストリングスとユニゾンになる8分割のバッキングはギターVOX系のサンプラー音源。一方、アヴァンギャルドなソロではモノホンをフィーチャー。それぞれのパンの位置も絶妙。
04. THREAT 1:35

中近東の情緒漂う妖しい1曲。ストリングスと逆回転テープをトラックダウンしたような終盤のパートは、スクリプトのバックグラウンドたるケイオスそのものと云う感じ。ちなみに、85年のオリジナルミックスでは18~19回だった中近東音階のストローク連打の回数が、こちらでは27回とサイズが拡大。ついては、約20秒こちらのCDミックスの方が収録時間も長い。
05. THE EVIL ONE 2:03

心臓の鼓動のようなビート+低音域の重厚なストリングス+前衛フレーズのアコピ+吹き抜けるようなサウンドのシンセ+忙しなく左右にパンするパーカスサウンドなどが織り成す前衛絵画のような1曲。
06. OUT OF TIME 4:07

シモネッティ名義でのファーストアルバム"CLAUDIO SIMONETTI"に収録された珠玉の1曲。出色の弦楽アンサンブルとモダンな電気アンサンブルが昇華する名曲。長丁場のハモンドソロも出色。真っ先に浮かぶキーワードはスリルとペーソス。これこそ正にサスペンス動画の似合う曲。「デモンズ」のみならず後年の「キャロルは真夜中に殺される」でも重複使用されるナンバーだが、本作の映像ではスポットでの使用だった一方、テーマ曲としてのっけから登場する「キャロルは真夜中に殺される」ではインパクトも全然違う。

ちなみに"CLAUDIO SIMONETTI"収録のオリジナルと全く同一の本作のヴァージョンだが、実は85年リリースのヴァージョンは殆ど別モノ。まず、編成そのものが違う弦楽セクションについては、パフォーマンスも当たり前のように違う。16分割が延々と続く序盤を終始スタッカートでキメるオリジナル弦楽チームに対して、ピース数の多さも考慮する85年の弦楽チームはスタッカートばかりでもない。最終のフェルマータも一斉には入らず。また、オリジナルや本作ではロ短調の調性も85年版では変ロ短調に移調しているが、DMXのビートが登場するメインパートの内容がほぼ同じだった事を考慮すれば、これは移調しての演奏ではなく単なるミックス段階でのトランスポーズ。その移調の理由は定かではないが、何れにせよ、原曲のメインパートに新たな弦楽チームのトラックをミックスダウンしたのが85年版のヴァージョンだったと云う話。

また、イントロの弦楽パートからDMXのメインパートに移行する直前、ギターの音色を含む新たなブリッジが挿入される辺りも85年版ならではだが、終盤の弦楽パートに移行する辺りもそれぞれの印象は大きく異なる。クロスフェードするオリジナルや本作ヴァージョンは実にスマートな印象だが、85年版はシークエンスの停止と同時に入るような感じ。ついては、85年の「デモンズ」LPのヴァージョンは大変貴重。オークション等への出品の際にはくれぐれもご留意を。85年版のテーマ曲(アブリッジされた短いヴァージョン)はサイズも違いますしね。
07. DEMON (Reprise) 1:40

テーマ曲のリプライズ。原曲の終盤をそのまま持って来たような構成。ついては、クリシェのようなクワイヤのテーマパートは一度も登場せず。
Extra bonus track:
08. DEMON (Original demo version - 1985) 5:05

アルバムミックスとは印象も異なる貴重な1曲。決してラフな印象のミックスでもなくフツー以上に楽しめる。アルバムミックスとの大きな違いは、シークエンスのベースラインがオクターヴ上のような音色だった事。また、男性クワイヤが強調されるテーマや、クワイヤとオルガンが交差するサビも全てユニゾンだった辺りもデモンストレーションならではと云う感じ。ちなみにサンプラーについては、フェアライト的な音色は登場するものの、タイトルを連呼するお馴染みの声はフィーチャーされず。
09. KILLING (Original demo version - 1985) 5:04

ギターが主役のアルバムミックスとの比較も面白い1曲。ギターのリフレインも全て鍵盤で代用されているが、最も面白いのがソロのパート。当初のアイディアでは、長めのソロが用意されていた事も分かるソロのパートだが、端からギターを意識するシモネッティの鍵盤ソロはファン垂涎の内容。そもそもの段階でのギターと鍵盤のメカニズムの違いも露にするプレイは、ライヴ派の演奏ファンには興味深い内容のはず。
10. DEMON (Original demo played on piano - 1985) 4:14

エレピ音色でのソロヴァージョン。ピアノソロにアレンジするのも論外のような気がするアルバムミックスだが、そんな考えも翻される1曲なのかも。アルバムミックスのヴォイシングもほぼ網羅したこのヴァージョン、そのままコピればテーマ曲を制覇したも同然。貴重なファンサービスです。ケチな鍵盤奏者であれば、一発録りのこのラフな録音がボーナストラックと云うのもあり得ないはず。ファンを大事にするシモネッティのお人柄なんでしょうね。正真正銘のボーナスと云う感じ。
11. DEMON (Simonetti Horror Project version - 1990) 4:35

各種公式盤VHSなどでもお馴染みのホラープロジェクトのヴァージョン。アルバムミックスを凌ぐリズムトラックのグルーヴ感が真骨頂の1曲。新たなリフレインが大挙挿入される辺りも、セルフカヴァーならではの内容。後年のデモニア版とも異なるオリジナル路線での出色のカヴァー。
12. DEMON (DAEMONIA live at ProgWest Festival - Los Angeles - November, 9th - 2002) 5:26

02年11月9日、ロスのプログフェストに出演した際のライヴ。トラック前後のMCなどは編集されているが、これは06年のDVDに収録される1曲。このCDがリリースされた当時は生粋の未発表トラック。オリジナルとの大きな違いは、アーティキュレイトする8ビート。ファンク的なグルーヴ感が出色のオリジナルだが、別のチャネルでグルーヴするこちらの方も絶品。
Videoclips:
1. DEMON (Original Videoclip directed by Michele Soavi)

アクエリアス」のミケーレ・ソアヴィが演出を手掛けた映画リリース当時のPV。映画本編のハイライトとシモネッティを主役に擁する別段のフィルムを編集した1本。デモンズのスコアに突如遭遇したシモネッティが、プレイし終えると同時にデモンズの世界に引きずり込まれるスクリプト仕立ての内容。編集/演出共に抜群の傑作PV。制作はシモネッティジャンカルロ・メオのコンビ。アルジェントも冒頭のワンカットで顔を出す。
2. DEMON (Original TV Spot With Dario And Claudio)

約30秒のLP販促用のTVスポット。アルジェントシモネッティは順次ワンカットでの登場。制作はシモネッティジャンカルロ・メオのコンビ。
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