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DEMONS Soundtrack (1985) Japanese Press
DEMONI Soundtrack (2003) Deep Red
DEMONI Original Title
DEMONI
ORIGINAL SOUNDTRACK
Japanese Title
none
Artist
Various
Release Year
1985
Personnel
CLAUDIO SIMONETTI
BILLY IDOL
RICK SPRINGFIELD
GO WEST
MOTLEY CRUE
SCORPIONS
SAXON
ACCEPT
THE ADVENTURES
Label(s)
RCA (Italy)
Musiche originali da CLAUDIO SIMONETTI (A1,4,6,7 / B4,6,7)
ed inoltre BILLY IDOL, RICK SPRINGFIELD, GO WEST, MOTLEY CRUE, SCORPIONS, SAXON, ACCEPT, THE ADVENTURES
Recorded at Acquario Studio, Rome (A1,4,6,7 / B4,6,7)
Recording engineers: Giuseppe Ranieri and Marcello Carbonaro
Mastered at RCA Rome by Marcello Spiridioni
Introduction
ランベルト・バーヴァの85年度監督作品「デモンズ」のサントラ。「フェノミナ」や後年の「オペラ座/血の喝采」と同じオムニバス形式の1枚。シモネッティのトラックは、SEのような印象にも近い数曲を除けば、バリバリの新曲だったテーマ曲"Demon"と"Killing"、81年度リリースの"Out of Time"の3曲だけだが、特筆すべき点は、大々的にフィーチャーされるのもテーマ曲と"Killing"の実質2曲のスコアだったと云う辺り。モトリー・クルースコーピオンズアクセプトの挿入曲も絶大なインパクトだった映像だが、やはり、大トリはテーマ曲だったなと云う感じ。
このオリジナルの伊盤は、劇中挿入曲も全て網羅。モトリー・クルー(Motley Crue)の"Save Our Souls"、ビリー・アイドル(Billy Idol)の"White Wedding"、ゴー・ウエスト(Go West)の"We Close Our Eyes"、スコーピオンズ(Scorpions)の"Dynamite"、"The Adventures"の"Send My Heart"など、日本盤では割愛される挿入曲も全て揃い踏み。ちなみに、日本盤収録のプリティ・メイズ(Pretty Maids)の"Night Danger"は未収録だが、そもそもこれは劇中では挿入されない1曲。と云うか、日本盤にカップリングされた"Night Danger"と云うのも、欧米TVドラマの日本オンエア時に勝手な楽曲をジョイントするイメージ曲のような感じ。
ちなみに、A1のテーマ曲とA7"Threat"は、03年にリリースされるCD版とはサイズも異なる別ミックスだが、パフォーマンスそのものが異なるA4"Out of Time"は取り分け貴重。03年度版CDに収録される"Out of Time"が81年の"CLAUDIO SIMONETTI"と同一ヴァージョンだった事を考慮すれば、本タイトル収録のヴァージョンは本タイトルでしか聞けない貴重な1曲。ついては、この85年度版とファン垂涎のボーナスが追加された03年度版CDは共にマストアイテムと云えるのかも。
Track Listings
Side A
1. DEMON (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 3:34

テーマタイトル。お馴染みのリフレインを背景にサンプラーがタイトルを連呼するテーマは、もはやこの分野でもスタンダード的な知名度。シンセとオルガンが交差するバロック的なサビのパートも、アキロンの大王のイメージそのまま。「カニバリズム」「呪術」「ヴードゥー」と云ったキーワードも速攻で連想させられる一方、ダンモなビートでサクッと料理している辺りは何より特筆すべき所。サンプラーが一世を風靡していた80年代中期の曲ながらも、世紀を超えた現在も全く色褪せずと云う感じ。
2. SAVE OUR SOULS (MOTLEY CRUE) (Sixx-Sixx-Neil) 4:14

LAメタルの元祖モトリー・クルーの1曲。スローテンポの8ビート。クワイヤが登場するリフレインが絶大なインパクトの1曲。85年7月リリースの「シアター・オブ・ペイン "Theatre of Pain"」収録曲。メンツは、云うまでもなくニール+マーズ+シックス+リーの4人。
3. WHITE WEDDING (BILLY IDOL) (Billy Idol) 3:30

元「ジェネレーションX」のビリー・アイドルの82年のファーストソロ"Billy Idol"に収録されたシングルカット曲。ソリッドなギターが真骨頂の1曲。鍵盤クワイヤのサウンドは当代ならでは。今思えば、これはビジュアル系とも呼ばれる後年の和製ロックのようなサウンド。
4. CRUEL DEMON (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 1:03

16分割のパーカッシヴなシークエンス、ブラス系のシンセ、ストリングスと云う3つのパートによるパラレルな構成。要は3者3様の情景が目に浮かぶようなイメージ。ブラスやストリングスのサウンドは、80年代中期ではかなりゴージャス。このタイトル、かな読みすれば「狂えるデモンズ」と聞こえる辺りも何気にオッケー。
5. WE CLOSE OUR EYES (GO WEST) (Peter Cox-Richard Drummie) 3:43

ピーター・コックスとリチャード・ドラミーによる英国ポップデュオ"Go West"のファーストヒット。85年リリースのファースト"Go West"アルバムトップナンバー。キャッチャーなテーマも然る事ながら、切れ味抜群のポリシンセが絶大なインパクトの1曲。ギターのミキシングも抜群に面白い。
6. KILLING (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 3:05

映像でも頻繁に登場するナンバー。四面楚歌なメロそのものと云ったストリングスのリフレインが耳に残る1曲ながらも、ここでの主役はギター系の音色。1小節半程度タイのリフレイン+ストリングスとユニゾンになる8分割のバッキングはギターVOX系のサンプラー音源。一方、アヴァンギャルドなソロではモノホンをフィーチャー。それぞれのパンの位置も絶妙。
7. THREAT (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 1:16

中近東の情緒漂う妖しい1曲。ストリングスと逆回転テープをトラックダウンしたような終盤のパートは、スクリプトのバックグラウンドたるケイオスそのものと云う感じ。
8. EVERYBODY UP (SAXSON) (Byford-Dawson) 3:26

2輪メタルの旗手サクソンの1曲。85年"Innocens is No Excuse"の挿入ナンバー。公式な邦題は「エブリボディ・アップ」。Biff Byford (vocal), Paul Quinn (guitar), Graham Oliver (guitar), Steve Dawson (bass), Nigel Glockler (drums)と云うメンツ。映像でのインパクトは、アイアン・メイデンフェノミナの挿入曲「殺意の閃き」にも並ぶ。不確かな記憶によれば、2箇所で挿入されていたはず。
Side B
1. WALKING ON THE EDGE (RICK SPRINGFIELD) (R. Springfield) 5:09

85年の名盤"Tao"の1曲。これは楽曲のセンスから垢抜けたアレンジまで全てが完璧な名曲。マイケル・ジャクソンのスリラーのようなイントロはご愛嬌。トミー・ファンダーバーク、リチャード・ペイジ、トム・ケリー、ティム・ピアース、ニッキー・ホプキンスなど著名な顔ぶれも揃い踏みのアルバム"Tao"だが、何より凄かったのは他ならぬリック・スプリングフィールドのマルチなセンス。プログレッシヴな感性と当代ならではのポップ感覚が融合するサウンドは、他のヒットメイカーも圧倒。アルバム志向だった為に大ブレイクにまでは至らなかったが、玄人好みのサウンドは耳の肥えたファンの間では根強い人気だったはず。最近では畑違いな分野でも活躍するスプリングフィールドだが、80年代当時の硬派なキャリアを知らぬファンも少なくないのではないだろうか。
2. DYNAMITE (SCORPIONS) (R. Schenker-K. Meine-H. Rarebell) 4:13

80年リリースの"Blackout"収録曲。アップテンポの8ビートシャフル。これは劇中でも大活躍する1曲。当時のメンツは、Matthias Jabs (guitar), Rudolf Schenker (guitar), Francis Buchholz (bass), Herman Rarebell (drums), そしてヴォーカルのマイネ (Klaus Meine)。
3. SEND MY HEART (THE ADVENTURES) (P. Gribben) 3:39

84年のデビューアルバム"The Adventures ("Theodore & Friends"は米盤のタイトル)"収録曲。リヴァーブ全開のギターが強烈なインパクトの8ビートポップ。この透明感と牧歌的なイメージは、スティーヴィー・ニックスのソロ曲のような感じ。これはかなり良質なポップ曲。
4. OUT OF TIME (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 4:23

シモネッティ名義でのファーストアルバム"CLAUDIO SIMONETTI"に収録された珠玉の1曲。出色の弦楽アンサンブルとモダンな電気アンサンブルが昇華する名曲。長丁場のハモンドソロも出色。真っ先に浮かぶキーワードはスリルとペーソス。これこそ正にサスペンス動画の似合う曲。本作「デモンズ」のみならず後年の「キャロルは真夜中に殺される」でも重複使用されるナンバーだが、本作の映像ではスポットでの使用だった一方、テーマ曲としてのっけから登場する「キャロルは真夜中に殺される」ではインパクトも全然違う。

ちなみに10秒程度収録時間が長い本作の収録ヴァージョンは、オリジナルとは全くの別ヴァージョンと認知すべきなのかも。まず、編成そのものが違う弦楽セクションについては、パフォーマンスも当たり前のように別モノ。16分割が延々と続く序盤を終始スタッカートでキメていたオリジナルに対して、ピース数の多さも考慮するこちらの弦楽チームはスタッカートばかりでもない。最終のフェルマータも一斉には入らず。また、オリジナルではロ短調だった調性もこちらでは変ロ短調に移調しているが、DMXのビートが登場するメインパートの内容がほぼ同じだった事を考慮すれば、これは移調しての演奏ではなく単なるミックス段階でのトランスポーズ。その移調の理由は定かではないが、何れにせよ、原曲のメインパートに新たな弦楽チームのトラックをミックスダウンしたのが本作収録のヴァージョンだったと云う話。

また、イントロの弦楽パートからDMXのメインパートに移行する直前、ギターの音色を含む新たなブリッジが挿入される辺りも本作収録のヴァージョンならではだが、終盤の弦楽パートに移行する辺りもそれぞれの印象は大きく異なる。クロスフェードする原曲は実にスマートな印象だが、こちらのヴァージョンはシークエンスの停止と同時に入るような感じ。またまたややこしい話にもなるが、03年にリリースされるCD版の"DEMONI"に収録されるのは、こちらのオリジナルヴァージョン。ついては、85年の"DEMONI"LPのヴァージョンは大変貴重。オークション等への出品の際にはくれぐれもご留意を。CD版のテーマ曲(12インチヴァージョン)はサイズも違いますしね。
5. FAST AS A SHARK (ACCEPT) (Offmann-Kaufmann-Dirkschneider-Baltes) 3:42

ジャーマンメタルの草分け的存在「アクセプト」の82年"Restless & Wild"の収録曲。公式な邦題は「ファースト・アズ・ア・シャーク」。映像にも登場。ヨルグ・フィッシャー(Jorg Fischer)が脱退する中、Udo Dirkschneider (vocal), Wolf Hoffmannr (guitar), Hermann Frank (guitar), Peter Baltes (bass), Stefan Kauffmann (drums)と云うメンツでの名演中の名演。82年当時は世界最速のナンバーとも呼ばれた1曲。と云うか、速さとツーバスだけなら70年代初期のパープルの"Fireball"でも然して変わらなかったはずだが、何より凄かったのは、82年当時にして後年最強の称号を得るようなヘヴィメタのエッセンスが確立されていたと云う事。82-83年当時に限れば、ここまでメタルが板に付いたバンドは全世界でも極僅かだったはず。映像ではスコーピオンズのナンバーが挿入されるが(日本盤には未収録)、そんな古豪にも並ぶジャーマンメタルの旗手と紹介される事も多々あるバンドながらも、そのスタイルは全くの別モノ。このナンバーのぶっち切りのスピード感とその感動は、リリース当時に体験しなければ分からなかったモノなのかも。と云うか、世紀を超えた現在でもこの垢抜けたメタル感覚に遜色はなし。
6. THE EVIL ONE (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 1:56

心臓の鼓動のようなビート+低音域の重厚なストリングス+前衛フレーズのアコピ+吹き抜けるようなサウンドのシンセ+忙しなく左右にパンするパーカスサウンドなどが織り成す前衛絵画のような1曲。
7. DEMON (Reprise) (CLAUDIO SIMONETTI) (C. Simonetti) 1:34

テーマ曲のリプライズ。原曲の終盤をそのまま持って来たような構成。ついては、クリシェのようなクワイヤのテーマパートは一度も登場せず。
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