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SOLAMENTE NERO (1978) music by Stelvio Cipriani
UN' OMBRA NELL' OMBRA (1979) music by Stelvio Cipriani
NEW AGE FOR YOU Original Title
NEW AGE FOR YOU
Japanese Title
none
Artist
ITALIAN ALCHEMY
Release Year
1999
Personnel
Italian Alchemy:
STELVIO CIPRIANI as author
performed by CLAUDIO SIMONETTI
Label(s)
Sony Music Entertainment (Italy)
(C) & (P) 1999 Micocci Dischitalia Editori s.r.l.
Introduction
東洋/西洋それぞれのエッセンスを散りばめた52分(全9曲)。78年の"Solamente Nero"や79年の"Un'Ombra Nell'Ombra"でも繋がるチプリアーニシモネッティだが、"Italian Alchemy"と銘打たれたここでのユニットも、チプリアーニの作曲+シモネッティのパフォーマンスと云うゴブリン時代とほぼ同一のコラボスタイル。Y2K問題で浮き足立っていた99年当時のリリースだった辺りを考慮すれば、21世紀はインドの時代とでも云うべき内容にも思える1枚だが、詳細は不明。独立しているようで実はそうでもなさそうなタイトルが連なるが、アルバム1枚、瞬く間に楽しめる事だけは確か。アルバム制作を手掛けた"Dischitalia"についての情報はこちら。
Track Listings
1. CHANDRA MUSIC 5:30

5音ペンタのメロをリヴァーブ全開の鍵盤ストリングス+抑制されたタブラのリズムが包み込む1曲。シタールのストロークもその筋の雰囲気充分だが、何より欧州のテイストが融合する転調パートが絶品。ガンジス川からヴェニスの運河にいきなりすっ飛ぶような感じ。テキストで表現するには限界もあるが、これは何度もリピートしたくなる名曲。釈尊の父「チャンドラ」の慈愛のようなイメージの1曲。
2. NEVER ENDING MAESTRO (Botticelli) 5:29

平均律プレリュードのようなアルペジオを奏でるハープ、鍵盤ストリングス、鍵盤クワイヤ、ハープシコードが織り成すリリカルな1曲。ダイナミックな8ビートが飛び出す終盤の展開などは、まさにボッティチェッリ(Sandro Botticelli)の「プリマヴェーラ」をサウンドで表現したような感じ。となれば、中盤までのリリカルなパートは「ヴィーナス」と云うイメージなのかも。
3. NEW ANONIMO (Anonimo Veneziano) 6:32

サブタイトルの通り、これは名曲「ベニスの愛」のセルフカヴァー。「マークの幻想の旅」収録の"Un Ragazzo D'argento"のような16分割のシークエンスが飛び出すイントロは如何にもニューヴァージョンと云う感じだが、以下全てのヴォイシングはもとよりメロも原曲に同じ。アタックの遅い鍵盤ストリングスの全音符を中心に、16分割のハープやリズムトラックでメリハリをつけるドラマティックなニューアレンジと云う感じ。そもそもこの曲、コード進行と云うより、同一モチーフでの移調のスキルを真骨頂にする珠玉の1曲だが、いま思えば「ある愛の詩」にソックリだったと云う話も只々アホらしかったのかなと。仮にどちらかがインスパイアされていたような場合、メロまでが同じになるはずもないので。事の真相など当人のみが知る所だが、唯一明らかだったは「ベニスの愛」が伊で封切られたのは(70年9月)、「ある愛の詩」の米本国での公開(70年12月)より3ヶ月も早かったと云う事。巷では、仏人のフランシス・レイがスコアを手掛けた米国映画「ある愛の詩」の方に歩があるようにも思われているみたいだけど。
4. ROMAUDITORIUM 6:30

3/4のリリカルな1曲。アコギ+鍵盤ストリングス+鍵盤クワイヤ+アコピ+αによるアンサンブル。Aメロの冒頭ではメンデルスゾーンの「春の歌」も瞬間過ぎるが、そもそもタイトルの意味が判らぬ状況では具体的なイメージも掴み難い。タイトルを目にした瞬間、個人的にはクリムゾンのブートレッグのタイトルを連想してしまったが、何れにせよそんなイメージとはかけ離れたクリアなサウンドに終始する1曲。リズムキープするようなタイコのシークエンスは挿入されないが、中盤ではタムのオカズだけがフィーチャーされる。
5. LITTLE BUDDHA IN PARIS 5:51

オリエンタルな雰囲気のスローな3/4のAパート、アコギの3連アルペジオ+アコピのメロ+鍵盤クワイヤが織り成すリリカルな3/4のBパート、再びAパート、8分割のモダンなシークエンスが飛び出す4/4アップテンポのCパート、そして最後はAパートをアップテンポにして締め括ると云うドラマティックな構成。ついては、リトルブッダのパリ行脚を描く小組曲と云うイメージの1曲。
6. PADMA WALTZ (in front of the sea) 5:38

ペーソスたっぷりの3/4バラード。サブタイトルの通り、波打ち際のSEも終始鳴り響く。1&5曲目の路線にも思える「パドマ」と云う蓮華を表すタイトルだが、楽曲の方はアンティークでドラマティックなユーロの香り。
7. PRINCESS OF WALES (Hymn for the lady: 1961-1997) 5:23

またもや3/4のバラード。哀愁漂う内容はダイアナ元妃を指すタイトルの通りだが、前曲に比べれば、なぜかこちらの方がインディアっぽい。まぁ縁も深い両国なんだけど。元妃への追悼曲と云うより、輪廻転生を謡う1曲だったのかも。
8. A SAINT IN ITALY (Pio of Pietrelcina) 5:18

68年に他界した伊ローマカトリック教会のフランチェスコ・フォルジョーネ(Francesco Forgione a.k.a. "Pio da Pietrelcina")に捧げられた1曲。「酒とバラの日々」(Days of Wine and Roses)のようにも聴こえるテーマだが、移調を繰り返すアプローチはいつものように絶品。
9. ANANTA MODERN (L'Eterno Moderno) 5:14

メロウな4/4。フォーカスのバラード曲を16ビートスローのシークエンスに乗せたような1曲。"New Age For You"というアルバムタイトルや、ここでの"L'Eterno Moderno"と云うサブタイトルを互いに参照すればややこしい事にもなるが、何れにせよ永遠チックな雰囲気を漂わせる名曲。最終トラックを飾るにも相応しい。
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