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MARANGOLO ETNOLOGY - avant le desert (2005)
AGOSTINO MARANGOLO - DAY BY DAY Original Title
DAY BY DAY
Japanese Title
none
Artist
AGOSTINO MARANGOLO
Release Year
2001
Personnel
AGOSTINO MARANGOLO: Drums, Bass on "Day by Day"
CARLO PENNISI: Guitars, Bass, Programming, Percussion
ANTONIO MARANGOLO: Soprano Sax
PIERPAOLO PRINCIPATO: Keyboards, Electric Piano
STEFANO DI BATTISTA: Alto & Soprano Sax
MASSIMO DE DIVITIIS: Vocal
PIERLUCA BONFRATE: Vocal
ROCCO ZIFARELLI: Guitar
GIGI DE RIENZO: Bass
FABIO PIGNATELLI: Bass
PIPPO MATINO: Bass
LORENZO FELICIATI: Bass
BERGER CAMPOS: Percussion
MASSIMO SINCERI: Bass-stick
Label(s)
Deltavideo (Italy)
Introduction
音楽デビューから約30年を数える中、ゴブリンや数多くのセッションキャリアでコアなファンも多数抱えるアゴスティーノの1stソロ。と云うか、世紀を超えて遂にリリースされた1枚。バックアップにはペンニージピニャテッリ、そして実兄のアントニオなどゴブリンでもお馴染みの顔ぶれも参加。16ビートが中心の内容は、さまざまな路線のインストからヴォーカル曲まで実に多彩。
バンマスに他ならぬアゴスティーノのプレイについては、自身名義のソロでありながらも何気に抑制された感もあるが、これこそがキャリア集大成の凄味。キャパの広い30年選手のギタリストが30年目のソロアルバムでギンギンのフレーズなど演る訳もないのと全く同じ。その実、本質部分に耳を傾ければ、10曲目にも代表されるスケール違いのプレイが全編で堪能出来る。
只々残念なのは、08年現在での各種オークションや大手ショップでも中古盤の流通が皆無にも近い辺り。ついては、リリース当時のプレス枚数も僅かだったと云う事だが、ワールドワイドな知名度のプレイヤーのこれだけのクオリティのアルバムが一過性の如く消え去ると云うのも残念極まりのない話。中古盤が全く見当たらないと云うのも、アルバムの高い人気の裏返しに他ならないが、何れにせよこれは、スポンサーにも振り返って欲しい1枚。膨大な数の映画メディア人気に伴う形でゴブリンの人気が一人歩きする中、次世代のファンも獲得し続ける事を考慮すれば、このアルバムの需要も後を絶たないはず。
Track Listings
01. DAY BY DAY 6:11

アラビア音階のテーマによるエキゾチックな1曲。2度と7度をフラットするザングーラ(C,Db,E,F,G,A,Bb,C)を基本にするテーマの音列は、2度をナチュラル(D)に戻すモーション(チャハールガーフかな?)や全音程4つ(Bb,Ab,Gb,E)が隣り合わせになるダイアトニックのようなスケールなどが転調感覚で交差する内容。ワンコーラスのサイズは、4/4拍子×4小節+2/4拍子+4/4拍子×4小節=計10小節。イントロ、ヴォーカル(テーマ)、ギター(テーマ)、ギター+クワイヤ×2(テーマ)、ソプラノのソロ+インストのリフレイン、ギター+鍵盤+クワイヤ(テーマ)、ヴォーカル(テーマ)と云う構成。徐々にヒートアップする中、何とアゴスティーノジャコ風のフレットレスも登場。イントロ+コーラス間のソプラノのソロも絶大なインパクト。のっけからアラビア風と云うのも意表を突かれるが、これは強烈な1曲。
02. WATERLOO 4:07

16ビートのカリビアン曲。アントニオのソプラノとアゴスティーノのマーチングドラムが火花を散らす1曲。と云うか、カリビアンでマーチングと云うのもおかしな気がするが、これはダイナミックなタイコが主役の斬新な内容。その立役者はミキシングのアイディア。パーカスが左右チャネルで整然とパンされる一方、PAなしのパフォーマンスをホールで聴かされているようなタイコの距離感は、遠い昔のノスタルジーな情景を思い起こされるような感じ。
03. GOODBYE WEATHER 4:26

ザヴィヌルが亡き今ではシャレにもならぬタイトルだが、これは他ならぬWRへのオマージュ曲。即興に終始する内容は、具体的なナンバーを踏襲するようなものではないが、鍵盤、ソプラノ、エレベ、パーカス、タイコと全てのメンツがWRを勝手にトリビュート。アゴスティーノWRの熱烈ファンとしてはメチャクチャ嬉しい1曲。
04. JAZ NO JAZ 4:39

アゴスティーノの見せ場も多いインスト曲。鍵盤+ソプラノ+タイコによる叙情的なパートにシャフルのアンサンブルを挟む内容。前の曲ではないが、WRに例えれば、これは4ビートをイントゥのシャフルに焼き直した「ミスター・ゴーン」のような感じ。と云うか、インスパイアされていたか否かなどどうでも良い事だが、インストの編成やポリシンセのサウンドも総じて被っていたと云うだけの話。純粋に楽しい1曲。
05. NEW LOVE 4:06

スパニッシュテイストの情感豊かな1曲。スキャットのみでヴォーカルは登場しないものの、メジャーで例えれば、スティングの「フラジャイル」や「シェイプ・オブ・マイ・ハート」のような感じ。ソプラノのオブリガードもマルサリスのようなイメージ。と云うか、スパニッシュ風味のポピュラーではこの手のイメージもある種の必然。似たような曲も山ほどある。
06. FIESTA LOCA 3:26

軽快な16ビートのラテン系インスト。鍵盤+ギター+エレベ+パーカス+タイコによるスリリングなアンサンブル。ギター+アコピのソロはもとより、アゴスティーノの見せ場も用意された痛快な1曲。
07. MIRIAM 4:06

ミドルテンポの16ビートインスト。抑制されたメロウな1曲。アコギ+鍵盤+エレベ+パーカス+タイコによる五重奏。2度登場するアコピのソロだが、その2度目の直前、僅か8小節ながらもアゴスティーノもスポットで魅せる。
08. LUCKY STAR 3:06

80sテイストのグルーヴィなヴォーカル曲。ミドルテンポの16ビート。終盤の1分超はアルトのソロで占める。そのアルトをプレイするのは、91年の"Gege Telesforo"でもアゴスティーノと競演したステファノ・ディ・バッティスタ
09. ORDINE DISORDINE 2:30

ルーズなファンク系16ビートのパートとタイコ+ソプラノの即興パートが交差するインスト曲。インテンポとノーテンポ感覚のパートをおもむろに繋げる内容は、かなりのインパクト。と云うか、転んではまた歩き始めるような人物の多難な情景を速攻でイメージ出来るような内容は、メチャクチャ面白い。オーネット・コールマンのようなソプラノやヒートアップするアゴスティーノのソロも絶品。
10. SALSA VERDE 3:21

サルサテイストのギターインスト。6/8のテーマ+変拍子のリフレインが交差するスリリングな1曲。パーカスの的確なビートを背景にアゴスティーノも猛アピール。ラテン系のリズムを背景にタイコの即興で穴を開けないと云うのも実はかなりのスキル。タイコに精通する耳の肥えたファンであれば、ここでのパフォーマンスが1番のインパクトかも。と云うか、この手のパフォーマンスが3分強のサイズでサクッと楽しめるこのアルバムはマジで凄い。
11. NADEEN 3:33

キャッチャーな16ビートインスト。アコギ+鍵盤バンドネオンのサウンドが限りなく爽やかな名曲ながらも、最終コーラス手前のブレークで異変が発生。と云うか、フツーにブレークするのではなく、アナログプレイヤーの電源が落ちてしまったかのような無常なブレークが挿入されるのだが、これにはマジで動揺。と云うより大爆笑。唖然とさせられる一方、実は何度も聴きたくなるのも確かだが、それにしても、このキャッチャーな名曲にしてこのウィットまがいのアイディアと云うのも凄すぎる。この辺りの意図についてはアゴスティーノ本人に訊ねてみるしかないのだろうが、何れにせよ、これ何度リピートしてもマジで噴出せます。まぁ、このハチャメチャな感性も個人的には大好きなのですが。
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