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CLAUDIO SIMONETTI - La terza madre (2007)
DAEMONIA - Live in Los Angeles (2006)
IL CARTAIO (2004) Original Title
IL CARTAIO
ORIGINAL SOUNDTRACK
Japanese Title
none
Artist
CLAUDIO SIMONETTI
Release Year
2004
Personnel
CLAUDIO SIMONETTI
Ho registrato e missato la colonna sonora nel mio studio ACQUARIO a Roma.
COMPUTER: Macintosh G4
SOFTWARE & HARDWARE: Logic Audio, ProTools con 888/24
AKAI: Piano ES1, MP9000
E-MU: II, III, Proteus/1 XR, Proteus/2, Xtreme Lead-1
ELECTRIC BASS: Music Man
HAMMONDO ORGAN B3 con Leslie 122 & 760
KORG: 01W/fd, 03R/W, DX7, Karma, TR-Rack
LINN 9000
MOOG: Original Minimoog (1972), Modular V
OBERHEIM: Matrix 1000
PPG 2.3 con Waveterm
ROLAND: A30, D-10, JD-800, R8, Piano RD-1000, System-100, Super JV 1080, XP-50
YAMAHA: AN1x, CS1x, CS2x
Label(s)
Deep Red (Italy)
Registrato mixato e masterizzato all'ACQUARIO STUDIO - Roma
"The Dealer" composto da C. Simonetti and Molella
Prodotto da CLAUDIO SIMONETTI
Introduction
04年に公開された「デス・サイト "Il cartaio"」(日本国内劇場未公開)のオリジナルサントラ。映画の方は、01年の「スリープレス "Non ho sonno"」でジャーロ路線に回帰したアルジェントが再び満を持して放った1本だったが、サディズム度満点の猟奇サスペンス的な内容には巷でのリアクションもイマイチ。個人的には、終盤に至るまでのスクリプトと演出にはフツー以上のスリルを満喫させてもらったが、やはり問題は、失速した感もあったクライマックスの展開。ただ、よくよく考えてみれば、この辺りのシビアな客観性もアルジェントの作品ならでは。これが無名監督の演出だったとすれば、期待の新星などと持て囃されていたはず。ミステリー系の猟奇サスペンスでは右に出るような作品も無かった80-90年代当時を思い巡らせば、この作品のポテンシャルもおのずと見えてくるような気もする所。
サントラの方は、ハウス系のサウンドが全編を占める内容だが、注視すべき所は、30タイトルにも迫るその殆どが独立するモチーフだった辺り。要は、テーマ曲を除けば、変奏らしい変奏も皆無に近いサントラの内容だが、ついては聴き応えも充分。70-80年代の活躍が伝説化する中、英米ではディスコの帝王とも呼ばれるシモネッティだが、その辺りのポテンシャルも遺憾なく発揮されていたのがこの1枚だったような気もする所。ただ、シモネッティの素養を一部のカテゴリーで固定化してしまうと云うのもあまりに悲しい話。後年の"La terza madre"では、フルオケ編成のアレンジでも当たり前のような地力を発揮するシモネッティだが、実はそんなアカデミックな素養も70-80年代のポップ路線の段階で明らかにされていたもの。ハウス的なアレンジが占めるここでの仕事も、実は挿入歌にも頼らぬワンマンでのサントラワークだったと云う事。仮に他のアーティストが本作のサントラを手掛けるような場合、ハウス的なモチーフでの同様の仕事など想像も出来ないと云う話。
Track Listings
01. IL CARTAIO 5:06

ハウス系16ビートのテーマ曲。26曲目に収録された劇中使用ヴァージョンのロングサイズ版。無機質なビート+クリアなサウンドのメロ、ブギウギのようなベースラインが真骨頂の1曲。そんな中でも取り分け面白いのが、AACGAACG(4/4)AD#E(3/8)AACGD(5/8)AACGAACA(4/4)ACGGAAD#E(4/4)(以上全て8分割)と云う音列のベースのリフレイン。結果的には4小節1セットで落ち着く内容だが、ブギウギ風のモチーフながらも全くノレないと云うのも大爆笑モノ。と云うよりこれは、犯人とのイタチごっこに手をこまねくフィルムの主人公の葛藤そのもの。見事なアイディアではないだろうか。
02. THE MESSAGE 1:09

16ビートのスリリングなシャフル曲。複合的に挿入されるグルーヴィーなリズムトラックが効果的な1曲。オタクな同僚(実は真犯人)に言い寄られる中、ブルーな気分の主人公が犯人からのメールを受信するカットでのBGMだが、劇中では収録レベルも小さいためにあまり印象には残らないトラックなのかも。
03. MAD MAN 2:18

クワイヤ系、シンセリード系、エレピ系、ストリングス系など各種鍵盤音源による多重録音トラック。幽玄かつスリリングな1曲。
04. POKER JINGLE 0:32

その名の通り、オンラインゲームのジングル曲。劇中でもゲームの度に幾度となく挿入される1曲。効果音+リズム+リード+伴奏の4つのトラックに大別出来る内容だが、しっかりとポリフォニックな伴奏トラックは、70年代のそれとは明らかに異なるゴージャスなサウンド。
05. SCHIZZOFRENIA 3:49

アップテンポのハウス系16ビート曲。左右、センターにフレキシブルに移動するタイコのトラックが真骨頂の1曲。エレピのリフレインやスポットでのハモンドも強力。
06. DARKNESS 5:02

スローな8ビートのスリリングな1曲。シーケンサーのタイコそのものにヘヴィネスさはないものの、これはデモニアのサウンドにも匹敵するグルーヴ感。前曲に引き続きスポットで登場するハモンドも絶大なインパクト。エレピやクワイヤも効いている。これはアルバムでも一押しの1曲。
07. FIRST GAME 2:20

緊張感を絵に画いたような1曲。サスペリア当時のようなティンパニ音源も登場。これは英国人旅行者が犠牲になるくだりでさり気なく挿入される1曲。
08. ANNA AND JOHN 3:35

ミドルテンポの16ビート曲。タイトルイメージの通り、エレピがメロを奏でるメロウな1曲。ストリングス+クワイヤ中心の序盤も耳に残る。シモネッティがプレイするミュージックマンエレベも登場。ちなみにシモネッティのエレベのスキルは、"Easy Going"を中心とする80年前後のキャリアでも明らか。実はかなり凄い。
09. OBITORY 2:23

各種音源がフレキシブルに顔を出す前衛絵画のような1曲。多重人格障害キャラの別人格に移り変わる瞬間をサウンドにしたようなイメージ。
10. JOHN'S THEME 1:16

ストリングス系音源+アコピによるリリカルな1曲。ロンドンから左遷されたスコットランドヤードの主人公刑事(検死のエキスパート)のジョンのテーマ。このトラックは、そんなジョンのバックグラウンドが明らかにされるカットで挿入される1曲。
11. SECOND GAME 0:55

各種シンセ音源+パーカス音源による1曲。開始直後のド派手なサウンドは絶大なインパクト。と云うよりこれは、何度でも聴きたくなる個性的なサウンド。
12. MUDDY LAKE 2:23

アコピのアルペジオを皮切りに、リード系+ストリングス系+SE系シンセなどがフレキシブルに顔を出す1曲。9曲目にも近いイメージ。終盤ではグルーヴィーな16ビートも登場。
13. ANNA'S BOOK 1:05

テーマ曲の変奏。アコピ+ストリングスによるリリカルなアレンジ。
14. VIDEO MACHINE 4:41

ハウス系16ビートによるワイルドな1曲。これは典型的なバブル時代のサウンド。ビデオと云うより、ロデオ・マシーンとでも呼びたくなるハツラツとした内容。中盤でのシモネッティのアドリブは絶大なインパクト。かなり面白い。
15. LIKE A WIND 0:45

エレピのアルペジオ+ポリシンセ+クワイヤによるミステリアスなイメージの1曲。
16. THIRD GAME 2:31

ジングルのようなシーケンサートラック、16ビートのリズムトラック、けたたましいティンパニ、鍵盤各種音源が交錯する1曲。パニックに陥る捜査現場の状況をそのままイメージできるような感じ。
17. BLOODY FINGERS 3:57

ポリシンセ系+クワイヤ系+SE系の各音源、各種リズムトラックがフレキシブルに顔を出す1曲。12曲目にも近いイメージ。
18. FASAN TECHNO 5:18

微妙にアップテンポなハウス系16ビート曲。と云うか、タイトルから察すればこれはテクノな16ビートナンバー。いきなりベンドダウンするポリシンセには驚かされるが、随所でベンドアップするポリシンセには懐かしさも覚える1曲。
19. TELEPHONE CALL 1:11

反射的に「スリープレス」を彷彿とさせる1曲。各種シンセ系+アコピによる鍵盤多重録音トラック。
20. REMO'S DREAM 2:01

「宇宙戦艦ヤマト」を連想させる女性クワイヤ+ハウス系ビートが織り成すスリリングな1曲。
21. NASTY TUNNEL 1:44

重低音+サイレン的なSE+クワイヤなど各種シンセ音源が交錯する1曲。ハウス系のビートもスポットで登場。
22. LUCIA'S NIGHTMARE 1:44

SE系+ストリングス系など各種シンセ音源によるスリリングな1曲。修羅場を迎える直前の静けさのようなイメージ。
23. GIANICOLO 2:02

アップテンポのハウス系16ビート曲。ハモンド+クラヴィのリフレインは絶大なインパクト。ストリングス中心のパートもスリリング。刑事ジョンが犯人のアジトに向かうシークエンスで挿入される1曲。
24. THE HOUSE 3:33

ミドルテンポの8ビート曲。アコピのアルペジオ+アコギ音源のリフレイン+ベンドアップするリード系シンセが耳に残る1曲。終盤ではシモネッティミュージックマンも再び登場。ハーモナイズするトーンがジャコ風でイイ感じ。
25. TECHNO TRAIN 4:31

ハウス系(と云うよりテクノ系なんですね)の16ビート曲。同一のリフレイン+お囃子のようなクワイヤを止め処もなく繰り返す典型的なクラブ系のテクノナンバー。劇中では、主人公の女刑事アナと犯人が線路上で死闘を演じるクライマックスで挿入される1曲。
26. IL CARTAIO - MAIN TITLE 1:52

1曲目テーマのアブリッジヴァージョン。劇中では冒頭とエンドロールの双方でそのまま使用される1曲だが、ちなみに実際にエンドロールを締め括るのは、24曲目の"The House"と4曲目の"Poker Jingle"。このメインタイトルから24曲目の"The House"、暗転の最終カットで4曲目の"Poker Jingle"と云う流れ。ついては、次のトラック"Winner Jingle"の登場もスクリプト中盤での事で、最終カットでは使用されていない。
27. WINNER JINGLE 0:35

同じジングルでも4曲目のジングルとはエラく異なる1曲。ポリフォニックなパートも登場する4曲目のジングルだが、ここでは全てのパートがモノフォニック。煌びやかなトラックもフィーチャーされる中、表向きにはこちらの方が華やかな感じながらも、ヴォイシング自体は4曲目の方が実はゴージャス。
28. THE DEALER (Bonus Track: Radio Version - MOLELLA Mix) 3:02

テーマ曲のヴォーカルヴァージョン。攻撃的なハウス系16ビートアレンジの1曲。ちなみにテーマ曲のカヴァーといえば、06年リリースのデモニア版のヴァージョンも結構面白い。と云うより、シンコペアクセントのベースリフが強調されるあのヘヴィネスなサウンドはエンドロールにもピッタシなイメージ。まぁ、カヴァーされたのも映画のリリース後だった訳だけど。
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