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THE ORIGINAL REMIXES COLLECTION Vol. 1 Original Title
THE ORIGINAL REMIXES COLLECTION Vol.1
Japanese Title
none
Artist
GOBLIN
Release Year
1999
Personnel
CLAUDIO SIMONETTI: Keyboards
MASSIMO MORANTE: Guitars
FABIO PIGNATELLI: Bass
MAURIZIO GUARINI: Keyboards
Label(s)
Family Affair Distribution (Italy)
Editore Originale:
BIXIO CEMSA Srl track: 1-2-3-5-6-8-9-10-12-13-14
GRANDI FIRME DELLA CANZONE ITALIANA Srl track: 4-7-11
Executive Producer: CARLO BAGNOLO
All tracks remixed by LEANDRO PAPA, SIMONE CAPITANI, DOMENICO D'ANGELO
at UNDERWATER STUDIO (PG)
Special Thanks to: M. Belladonna, R. Rossi, R. Cassieri, Studio Grafico Idea
Produced & Distributed under license of Cinevox by Family Affair Distribution srl
Introduction
リリース当時、「リミックス」と云うタイトルには心を躍らせた1枚だったが、正確には「ダンスビートミックス」とでも呼ぶべき1枚。手っ取り早く云えば、チネヴォックスの許可を得た3人のオペレーターが、原曲のリズムトラックの代わりに無機質なダンスビート中心の複合ループでミックスした1枚だが、その内容の方は、斬新なものからそのまんまのイメージのものまで実にさまざま。
チネヴォックスのロゴマークも躍るカヴァーデザインだが、上記のクレジットの通り、制作とリリースは"Family Affair Distribution"と云うミラノの業者。インサーツの方では、"ZOMBI"の作曲クレジットのグアリニの名前や、"JENNIFER"の作曲クレジットにシモネッティの名前があったりと興味深い記載もチラホラ。と云うより、ペンニージの名前を割愛する"BUIO OMEGA"のクレジットなど信憑性にもやや乏しい。ウェブ上のデータベースにアルバムの情報が引っ掛からないのも何気に怪しい。
スルーしても何ら問題のない1枚だと思うが、何気に捨て難いのは、原曲でもお馴染みのさまざまなフレーズトラックを抽出するかのように楽しめる辺り。何より、生粋のゴブリンの「音」がダンススポットなどでも闊歩出来るチャンスを与えたアルバムの功績は評価すべき所。
Track Listings
01. PROFONDO ROSSO - main title (Simonetti-Morante-Pignatelli-Martino) 4:40

これはかなり斬新。と云うより、アルバムの方向性も知らずに聴いたトップのナンバーだったので、かなり面食らったと云うのが正直な所。原曲のトラックで活かされているのは、循環拍子パートのチェレステや2度目のアコギのフレーズなど。パイプのテーマは、エフェクト処理されたシンセで代用。ボウイの"Look Back in Anger"のようなイメージのリズムトラックも切れ味抜群で好印象。
02. JENNIFER - from PHENOMENA (Simonetti-Pignatelli) 6:05

シークエンスからリリカルなピアノと続く1分20秒辺りまでは原曲の面影はないが、お馴染みのアコピの分散からテーマに突入する辺りでようやくハッとさせられる。エフェクト処理されたカリオペ風のテーマとアコピの分散、ポリシンセのバッキングなどは、原曲のトラックからミックスされたようにも思えるが、アコピの分散とポリシンセについては焼き直しなのかも。原曲イメージとは一線を画した大胆なアレンジのトラック。
03. TENEBRE - main title (Simonetti-Morante-Pignatelli) 5:12

ジュピターやヴォコーダープラスなどローランド系の原曲トラックだけを活かしたミックス。要は、原曲のモチーフをスポットで強調するだけにとどまるトラックだが、これこそがダンスミックスの王道を行くアプローチ。MCで制御された"Flashing"のようなバッキングフレーズも、原曲では登場しないアイディア。
04. BUIO OMEGA - main title (Marangolo-Pignatelli) 4:16

原曲から抽出されたのはシンセの分散シークエンスだけだが、8基調のイメージは原曲に全く同じ。アルバム中でも最も凡庸なミックス。
05. PHENOMENA - main title (Simonetti) 5:43

原曲から抽出されたのはピアノ・アグリ女史のソプラノのトラックのみ。ソプラノがフィーチャーされなければ、全く別のナンバーに聴こえる斬新なミックス。と云うより、大方のシモネッティのファンには総スカを食らう事も必至の1曲。
06. SUSPIRIA - main title (Marangolo-Pignatelli-Morante-Simonetti) 4:57

お馴染みの原曲をループとエフェクトでミックスする前半は正に「リミックス」と云う感じ。リズムシークエンスが登場する中盤は、何とポリリズムによる編曲。そのアイディアは評価にも値するが、如何せん2拍3連のダイナミズムが真骨頂の原曲のイメージがあまりにも強烈な為に、正直ここは違和感も覚える。あまりに著名なオリジナルをリスペクトしている事も理解出来るが、ここはむしろ、あのチェレステのテーマだけを活かす飄々としたアレンジの方が好印象だったはず。3曲目の"Tenebre"のような感じで。
07. GAMMA - main title (Enrico Simonetti) 6:01

これは「ミックス」でも「リミックス」でもない完全なカヴァー。ヴォイシングも原曲に同じ。唯一の違いは、8分割のダンスビート仕様の為にドラマティックな原曲がダンサンブルになっている辺り。
08. FLASHING - from TENEBRE (Simonetti-Morante-Pignatelli) 5:16

MC制御されたシークエンスバッキングやジュピターのトラックが活かされたミックス。ソリッドなリズムはこのミックスならではだが、シークエンス中心の原曲が原曲だけにイメージもそのままと云った感じ。余談だが、このミックスを聞いて真っ先に連想したのは、マシュー・モディーン主演の86年の映画「ビジョン・クエスト/青春の賭け」でタンジェリン・ドリームが担当していたスコア。シモネッティの奏でていたジュピターのフレーズが、レスリングのシーンでフィーチャーされるスコアが何気にソックリ。と云うより、シモネッティの方が先だった訳だけど。
09. ZOMBI - main title (Marangolo-Pignatelli-Morante-Simonetti-Guarini) 4:52

ポリシンセやティンパニのお馴染みのユニゾンも登場しない中、オリジナルから抽出されるのも、実質的にはサビのパートのピニャテッリだけ。メロトロンのクワイアもオリジナルとは違うもので、おまけに序盤では"Al Morgini Della Follia (オリジナルでは5曲目)"のシークエンスがフィーチャーされていたりもするが、数少ないモチーフで料理するミックスとしては上々の出来。オリジナルを踏襲しながらも斬新な感性が光る1曲。
10. DEATH DIES - from PROFONDO ROSSO (Simonetti-Morante-Pignatelli-Marangolo) 4:31

個人的には最も楽しみだった1曲だが、これも7曲目の"Gamma"に続く完全なカヴァー。第2音域のE弦(時折Gも)をひたすら打ち鳴らすハープシコードのリフも、ここではサクッとアコピで代用。そんなバッキングのリフとテーマ的なBDE/BDFAEと云うキメを活かしたカヴァーだが、無機質な8ビートに差し替えられたリズムトラックは、その実、オリジナルとも大差ないアレンジ。と云うか、マランゴーロの切れ味抜群のタイコを引き合いに出すこと自体ナンセンスだが、要は、オリジナルのモチーフをスポットで生かすカヴァーだったと云う話。
11. AQUAMAN - from ROLLER (Pignatelli-Simonetti-Morante-Guarini-Marangolo) 5:09

原曲そのままと云ったアプローチは6曲目のサスペリアにも似ているが、リズムトラックをシークエンスのタイコとパーカスに置き換えただけのアレンジはかなりチープ。一言で云ってしまえば、アップテンポになっただけの「アクアマン」だが、リリカルとダイナミズムが交錯するオリジナルのイメージを熟考すれば、それをぶち壊す斬新なアレンジ以外の選択肢もなかったはず。1曲目のような気概が欲しかった所。
12. NOTTE - from IL FANTASTICO VIAGGIO DEL BAGAROZZO MARK (Marangolo-Pignatelli-Morante-Simonetti) 5:20

マークの幻想の旅」からチョイスされた唯一のナンバーだが、これはなかなか斬新。と云うより、スクリプトの語りを除けば全く別のナンバー。しかしそれにしても、これを「リミックス」と語ると云うのもかなりの反則技。"Hommage to Goblin"とでも題されたオマージュ盤でのリリースであれば違和感もなかったのだが。
13. SLEEPWALKING - from PHENOMENA (Simonetti-Pignatelli) 4:17

オリジナルのシークエンスを踏襲している事も判るが、これも殆ど原曲の面影なし。と云うか、原曲のエッセンスそのままでも通用すると思っていただけに結構ビックリ。そんな意外性の部分で座布団一枚。
14. JENNIFER'S FRIEND - from PHENOMENA (Simonetti-Pignatelli) 4:56

オリジナルの分散を虎の子のモチーフにしながらルーズなビートで纏め上げた1曲だが、こうなればもはやオリジナルと比較するのもナンセンス。と云うか、ジェニファーの清楚な女友達が、ラッパーに変貌したようなイメージなのかも。
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